穴の開いた傘
僕の持論
親子関係は、「穴の空いた傘で良い」
完璧に保護する必要はないけど、多少は雨風をしのげる程度があれば良しと考えていた。
自分が立派な親だとかの自負はまったくない。
どちらかというとダメダメな父親だったと思う。
育児という概念が僕にはあったんだろうか?
今の若いパパ達を見るとみなさん凄く頑張っている。
尊敬するよ
反面僕なんかは、本当にいい加減なことしかしてなかったなぁ〜
中でも思い出すのは、子供たち(僕は双子の息子を授かっている)
にお話をでっち上げていたことだ。
これまたいい加減なお話で、最初は絵本を読み聞かせしていたのだけど
僕自身がつまらなくなって、そのへんに目についた牛乳瓶とかコーラの空き缶とかを使ってオリジナルストーリーを即興で話していた事がある
思い出したぞ確か「牛乳ビン太の冒険」だったかな?
なんじゃそりゃなんだが(笑)幼い子どもらには受けた!
ビン太のライバルにはコッカコラ夫、ガールフレンドがなんだったかなぁ〜
確かフルーチェだったかジョアだったか…
まぁとにかく他愛のない話をしながら僕が先に寝てしまうという体たらくだったよな〜
そんな親でも子は立派に育つのだ。
もう彼らは27歳だ
社会人になって7年だよ。
いろいろ悩みながらもふたりとも社会の中で生きている。
僕にとっては自慢の息子だけどね。
そんなある朝、突然息子が憂鬱な顔して何かを言っている。
よくあることなので、体調不良か偏頭痛(けっこうひどいらしい)かと思いきや
そうではないとの事
良く聞くとビジネス文章の書き方で上司に何回もダメ出しされて、もうどうしていいのかわかんないとか?
そうなんだ。
でもビジネス文章の書き方なんてある程度法則あるからそれ覚えれば良いんじゃない?とオレ
それができるなら苦労しないよと息子
う〜んどないしたもんだろう
まぁ提案として、こんな時、父さんならどんな文章にする?という問いを
守秘義務の範囲内で
送ってくれたら、修正するよという約束して、息子は出社していった。
自分にとっては、いくつになっても息子は息子だが
社会的には立派なオトナだ。
当たり前だけど、確実に自分が先に死ぬ
その後は、一人で考え一人で決断していかなければいけない。
親の愛の傘はもうボロボロだけど(笑)
もう少しだけ保護がいるのかなと考えた。
息子のためになるのか?わかんないけど。
ビジネス文章は方程式だから。それくらい知っとけよと言いたいよ。