読書会ゲーム「フラグフレーズ」
5月25日土曜日、まちに待った読書会ゲーム「フラグフレーズ」が
なんと田村市船引町のArumatieシェア型本屋に上陸。
考案者で小説家の竹内 真さんがファシリエーターを務めて司会役で登壇。
本当に楽しい読書会ゲームとなりました。
竹内さんの来店の時に、郡山「たけや」のおにぎりのお土産を持参。
途中ランチも含めて3時間、
普段は本をぜんぜん読まない人にも、ワクワク楽しい時間となりました。
1.小説家 竹内 真さんについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この「フラグフレーズ」って読書会ゲームは、竹内真の小説、図書室シリーズに登場させようと考案されたゲームです。
*インターネット用語の「フラグ」は、「伏線」「予測」という意味のようです。ストーリー展開に必要不可欠なイベントに関連して、あらゆるフラグが発生して、ゲームが進行します。
2.三田文学147号 フラグフレーズ!―新たな文学アプローチ
【随筆】
◆フラグフレーズ!――新たな文学アプローチ
小説家 竹内真さんは
フラグフレーズについて発表されています。
3.読書会ゲームinシェア型本屋10:30~11:30
今回の読書会ゲーム「フラグフレーズ」参加者は、
はっちゃん、りっちゃん、やっちゃん、みきちゃん、はしもとさん、
まささんが参加しました。
1.第一ゲーム、紹介役から紹介されたフレーズは?
下記の4つのフレーズでした。この4つのフレーズから、
それぞれの想いが見え隠れしますね。
もちろん本をじっくり読んだ人。本は読んでないけど、何となくの人
想像するだけで、と面白くなりますね。
2.参加者全員が、第一印象で一番気になるフレーズを選びます。
(注意:本の著者や表題はあかさない)
「あなただったら、どのフレーズが気になりますか?何か、ワクワクしませんか?」
一回目の投票は、ア:3票 ィ:2票 ウ:2票 エ:0票でした。
3.ア~エ、なぜこのフレーズを選んだかを紹介役が紹介します。
フレーズを選んだ理由を聞くだけで…
「ふか~い ふか~い」楽しみ、想像がおもしろいです。
自分自身が考えもしなかった紹介役の想いが出てきて、おもしろい。
勉強にもなるし、新しいアイディアの宝庫ですね。
また、他の参加者からの、違った話が出てきてこれまた楽しい。
さて、紹介役のフレーズを選んだ思いが紹介されて、二回目の投票です。
ア:1票 ィ:0票 ウ:6票 エ:0票でした。
一回目の投票から、二回目の投票結果の違いもまたおもしろいな
こんなにも人の想いは変わってくる?不思議です。
会場にいるとリアルに不思議でおもしろいですよ。
4.一回目の質問役からのフラグ質問
「失恋した友人を慰める時のフレーズは?」
(*フラグ質問は質問役がオリジナルでフラグ質問でもOK、フラグ質問が浮かばなければ、気軽にフラグ質問カードから選んでもOKです)
質問役からのフラグ質問、ちょっと戸惑いながら、4つのフレーズから一番良いと思うものを、一人ひとりが選んでいき、まとまったところで、
選んだ理由も一緒に参加者が発表していきます。
ここでも、「へえー。ふーん。の連続でした」
そんな風に考えるんだと、感心したり、考えたり、
苦笑いしたりの連続でしたね。
一回目の質問役のフラグ質問から、三回目の投票結果は?
ア:4票 ィ:1票 ウ:1票 エ:1票
三回目の投票結果もこんな風に変わるんだなと、おもしろいよ。
5.二回目の質問役からのフラグ質問
「あなたが本を出版することになりました。表紙をめくった扉のページにのせるエピグラムのフレーズは?」
こんなフラグ質問には、自分だったら決して出合わないよ。
だからこそ新鮮で、真剣にフレーズと向き合いました。
二回目の質問役からのフラグ質問後、四回目の投票は?
ア:0票 ィ:2票 ウ:4票 エ:1票でした。
際し迫った臨場感は、私の文章からは味わえないと思いますが…
すごいですよ。
6.三回目の質問役からのフラグ質問
「村上春樹、待望の新作長編。その冒頭のフレーズは?」
でたぁという感じで、ざわめき、うめき声?
さてさて、どのフレーズが当てはまるのか?
三回目の質問役からのフラグ質問の後、五回目の投票は?
ア:4票 ィ:0票 ウ:0票 エ:3票です。
アとエに、票がわれた?エも踏ん張った?
7.紹介役から、フレーズと著者・書籍タイトル、出典をあかす
ア『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』村上春樹
イ『バナナケーキの幸福』山口恵似子
ウ『鹿踊りのはじまり』宮沢賢治
エ『アジアの孤児』呉濁流
ここで4冊
の本をはじめて知って、
フレーズの意味するところもはじめて知る。
言葉にはいろんな意味があって、いろんなつながりがある。
たった一つのフレーズの奥深さを知ることに。すごいな~。
紹介役からの紹介の後、最後の投票。
ア:2票 ィ:0票 ウ:2票 エ:3票です。
8.第一ゲーム、フラグ本決定
本日第一ゲーム、フラグ本は、アジアの孤独 呉濁流に決定
9.第二ゲーム
第二ゲームも、第一ゲームは、
紹介役や質問役をチェンジしてスタートです。
ゲームに少し慣れたせいか、よりおもしろくなってきました。
第二ゲーム出典は、
ア:ベン&ジュエリーアイスクリーム戦略・ベン コーエン (著), ジェリー グリーンフィールド (著), 神立 景子 (翻訳)
イ:書店主フィクトリーものがたり・ガブリエル ゼヴィン (著), 姫野 はやみ (イラスト), 小尾 芙佐 (翻訳)
ウ:挑戦する勇気が未来を托す・グラレコ菅野 愛希
エ:ケーキの切れない非行少年たち・宮口 幸治 (著)
フラグ本は、同票で、イ:書店主フィクトリーものがたり・ガブリエル ゼヴィン (著), 姫野 はやみ (イラスト), 小尾 芙佐 (翻訳)エ:ケーキの切れない非行少年たち・宮口 幸治 (著)でした。
10.まとめ
参加者全員がフレーズはもちろん、他の参加者の言葉が心に残ったようです。不思議ですね。言葉がちょっとした見方や角度を変えることで、いろんな風に物事が繋っていく、本当に楽しくて、不思議でおもしろいです。
またぜひ参加します。本を読んでなくても、本当に楽しい。おもしろい。
自分の本にフラグが立たなくても、途中経過から納得感が大きいですね。
次回イベントはこちらから、今後毎月第4日曜日に開催予定です。
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