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おすすめのクラフトジン

ここ数年でジンにハマっている。

日本酒やワインも好きだけど、4号瓶やワインボトルは飲みきれないからちょっともったいない。
日持ちする蒸留酒が良いと思うけど焼酎は得意じゃない。ウイスキーも飲むけど、味よりも香りを楽しめるジンを買ってみたらこれが結構ハマった。

土地それぞれの特徴を活かしたクラフトジンが盛んになってきているようで、旅先で買ってみたりしては、帰ってから思い出すようにして飲むジンはとても美味しい。
今日は国内海外問わず、私が出会ったジンをいくつかご紹介したい。
(わかる範囲で生産地、蒸留所、使用したボタニカルも記載します)

1.BROOKLYN GIN(USA/ニューヨーク/ブルックリン蒸留所)

クラシックでカッコ良い


最初に私がクラフトジンに出会ったのはこれだったのかもしれない。
旅先のお土産として頂いたのだが、この渋いデザインに一目惚れしてしまった。
ニューヨークで採れたオーガニックのとうもろこしをベースにして11種類のボタニカルを使用しているとのこと。最初に「ジンってこんなに香り高くて美味しいんだ」と思ったきっかけになったと思う。
美味しいトニックウォーター(うちはもっぱらFeverTreeのもの)で割って飲むとそれはもう幸せな気分になります。

ニューヨークで採れたオーガニックの他、11種類(詳細不明)

2.ORI-GiN(日本/沖縄/瑞穂酒造)

沖縄のクラフトジン

お次はコロナ前くらいに沖縄に行ったとき、泊まった素敵なホテルで買ったORI-GiN。
沖縄にもジンがあるのかと驚いたと同時に、実にこのジャケットデザイン含めて香りもトロピカルを感じるもので、沖縄旅行の大切な記憶を持って帰るつもりで購入を決めたのでした。
それまでジンはウイスキーから作られると思っていたが、こちらは泡盛をベースにしている。焼酎から作られているものもあったり、結構決まりはないのだそう。西表島産の高級ピーチパインやシークヮーサーなど沖縄を感じるボタニカルも使われていて、まさにオリジンなジンです。

ジュニパーベリー、ピーチパイン、レモングラス、コリアンダーシード、シークヮーサーリーフ、ヒハツモドキ、生姜、月桃リーフ、紅茶、イエルバブエナ

3.ORGANIC BLACK CHAI(日本&イギリス/BROWN SUGAR 1ST/LONDON & SCOTTISH International Ltd)

ポップなデザインが印象的

いつかどこかでふらっと入ったバーがたまたまジン専門店でそこで教えてもらったものだったような気がする。
日本のオーガニック専門店とイギリスの会社がレシピを開発したのだそうで、スリランカのBLACK CHAI TEAを再現した味となっているそうな。
筆者はスリランカに訪れたこともあるのでなんとなく親近感を感じたのだが、どこかエスニックでスパイシーな香りが特徴的。

小麦、ジュニパーベリー、紅茶、シナモン、カルダモン、クローブ、ナツメグ、カシア、コリアンダー、生姜、リコ リス、スターアニス、フェンネル、オレンジピール、ブラックペッパー

4.CLOVER GIN(ベルギー)

デザインとても好き

お次はベルギーの三姉妹が作っているCLOVER GIN。
ここまで紹介したものは少し特徴が強かったが、このジンはもっとフローラルでさっぱりとした綺麗な印象。香りはとてもフルーティーで女性におすすめするのにも適していると思う。

絵になるベルギー三姉妹

小麦、洋梨、エルダーフラワー、カモミール、クローバー(シロツメクサ)、ラベンダー、コリアンダーシード、カルダモン、ジュニパーベリー、ブラックペッパー

5.柚津吟(日本/宮崎/京屋酒造)

イエローの線が印象的

お次は特徴的なボトルの柚津吟。最近少し有名になってきたかな?お店で見ることもたまにある気がする。
名前の通り、柚子が入っているのが特徴的。ただ大体のジンはジュニパーベリーが入っていてこれが結構柑橘系の香りが強いので、柚子はふんわり香る程度という感じがします。九州だけあって、焼酎ベースのジンになります。

ジュニパーベリー、柚子、山椒、生姜、きゅうり、ヘベス、日向夏、コリアンダー、グローブの9種類

6.9148 #0101(日本/北海道/紅櫻蒸溜所)

コンテンポラリーアートのようなジャケット

よく行く酒屋でおすすめしてもらったもの。
9148は北海道のジン。1984というジョージオーウェルのディストピア小説名をヒントに創作されたものだそう。
1984は管理が行き過ぎた社会が退廃していく様子を描いたものですが、その中で不味くなったジンが象徴的に描かれており、管理される前の美味しかったジンを懐かしむシーンがあります。そんな管理から自由の象徴をイメージして名付けられたそう。
味の最大の特徴は昆布や干し椎茸が使用されていることですね。爽やかな味の奥にまろやかな旨味を感じることができます。

ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカ、シナモン、★日高昆布、レモンピール、★ブルーベリー、★切干大根、★ラベンダー、カルダモン、クローブ、ブラックペッパー、★干し椎茸、ピンクペッパー
★は北海道産原料

7.GRAY WHALE GIN(USA/カリフォルニア/Golden State Distillery)

カリフォルニアを感じる青さ

2022年は3ヶ月近くの間、仕事関係でカリフォルニアはサンフランシスコにいた。
カリフォルニアなのでワインをよく飲んでいたが、ある日ソーサリートという港町の小さなスーパーでこのボトルを見つけた。
カリフォルニアの原材料がたくさん詰まったこのジンをスーツケースに詰めて日本に持って帰ることにした。
味はまだ開けていないのでわからないが、きっとカリフォルニアの空の青さを思い出すような爽やかで突き抜けるような味がするのであろう。
このジンは日本では通販でも見かけないが、このようなご当地ジンは探せばきっとたくさんあるので、皆さんも知らない土地で自分だけの宝物を探してみてはいかが。

カリフォルニアの 6 つの植物、ジュニパー、ミント、ライム、モミの木、アーモンド、昆布

8.OMOYA GIN(日本/長崎/重家酒造)

写真わかりづらいが、蓋が上品な木製でカッコ良い

先日、壱岐島へ旅行に行ってきた。そこで訪れた重家酒造で購入したもの。
メインは日本酒、焼酎なのだが、焼酎がどうしても得意ではないので、日本酒とこちらのジンを購入した。
この蔵がとてもすごくて科学的な分析、最新の設備、情熱、全てが詰まっている。

焼酎は作る現場も見学させてもらったが、「蒸留」の工程を実際の機械を見ながら説明してもらえたので、とてもイメージが湧いた。蒸留するとアルコールは揮発するんじゃないかと思っていたが、温度を下げて水よりも沸点の低いアルコールの成分を取り出すような感じとのこと。

このジンがとても美味しく、トニックウォーターよりもソーダ割りにしてお酒の味とシンプルなボタニカルをダイレクトに味わうと、とても切れ味のある質の高いお酒を味わえる。
味だけでみると一番好きかもしれない。

ジュニパーベリー、柚子(壱岐産)の2種類のみ

いかがだったでしょうか。

何か気になるお酒があれば、大抵のものは通販で手に入るのでぜひ飲んでみてほしいです。またジンは小瓶もよく売っているので、お土産にも適していると思います。
皆さんのおすすめもぜひぜひ教えてください。

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