ノスタルジックネガのファーストインプレッション【GFX100S #004】
みなさん、フィルムシミュレーションはお好きですか。
おそらく富士フイルムのデジタルカメラにハマってる人の大半は、フィルムシミュレーションが好きでしょう。中にはフィルムシミュレーションにハマり過ぎて他社のカメラに買い替えづらくなった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのくらい、フィルムシミュレーションの存在は大きく、富士フイルムのカメラ最大の売りではないかと思います。
私も富士フイルムを愛してやまないフジ信者ですので、フィルムシミュレーションに関するnoteはぜひ書きたいと思ってました。
富士フイルムを使う前はキヤノンを使ってましたが、キヤノン時代はRAWで撮って現像時に色味を調整する撮影スタイルでしたが、今はもうJPEG撮って出し派です。
フィルムシミュレーションは、2021年8月時点で既に十数種類あると思いますが、今日はいきなりノスタルジックネガの話をしたいと思います。
GFX100Sを買っておきながら、しばらくの間全くノスタルジックネガを使っていませんでした。GFX100S購入後はずっとクラシッククロームで撮っていたのですが、理由はXシリーズと同じフィルムシミュレーションでもGFXだと何か雰囲気が違うんですよね。GFXの方が繊細で美しいというか、上品な写りがします。おそらく解像度だけでなくダイナミックレンジがかなり違うので、その影響なんじゃないかと思います。
そのせいか、クラシッククロームにすっかりハマってしまい、GFXでは毎回撮りに行くたびに全部クラシッククロームで撮ってました(笑)
なんでもそうですが、私の興味の範囲はいつも狭く深くって感じなので・・・
で、話はノスタルジックネガに戻りますが、このフィルムシミュレーションは、現時点GFX100/100Sでしか使えないので、最初は特殊なフィルムシミュレーションだと思いこんでて、あまり興味を持ってなかったため、使うのがすっかり遅くなってしまいました。
ノスタルジックネガに興味を持ち、使ってみようと思ったきっかけが、7月に富士フイルムの公式YouTubeチャンネルで公開されていた以下の動画を見たからです。特に2つ目ですね。
「ノスタルジックネガは万能型!」
この言葉で自分が勘違いしていたことに気づき、動画が公開された週末に早速ノスタルジックネガで撮りに行ってきました。
また前置き話ですが、元々私が好きなフィルムシミュレーションは、プロビアから始まりました。とにかくプロビアの発色が好きで、富士フイルムならではの特徴がよく出てると思います。その後、ファームウェアのアップデートでクラシッククロームが追加されてからは、クラシッククロームにどっぷりハマってしまい、私が撮る写真の8割くらいはクラシッククロームで撮るようになってしまうほど。そんな私のノスタルジックネガの感想になります。
ノスタルジックネガの感想
実際に撮ってみた感想ですが、部屋撮りでも風景撮りでも撮りやすく本当に万能型という印象です。元々アメリカンニューカラーを意識したフィルムシミュレーションで、アンバーが強調される傾向にあるようなのですが、それがアクセントとして効いていますね。あと、ダイナミックレンジが特に広い印象で、シャドウ部にもしっかり色が出ていると思います。
(最後にダイナミックレンジが異なるVelviaと比較した写真も載せてます)
と、ここまで書いてみましたがレビューなんて大層なことは苦手なので、文章にするより作例をひたすら上げて見ます。
※全てJpeg撮って出しです。中判を意識して最近は6:7で撮ってます。
まず部屋撮り。私のFM3Aを撮りました。部屋のシーリングライトは付けてたと思うので自然光だけではないですが、この色味どうですか。この1枚ですでに「おお、ノスタルジックネガいい!好みな色味!」となりました。(笑)
他にも特徴が出てると個人的に思った写真をいくつかご紹介。
個人的には上の小田急線の写真あたりはブローニーのネガフィルムで撮った写真のような印象で特に好きです。
(今日あげてる写真は全てグレインエフェクトをWEAK LARGE設定にしてます)
下手の横好きなので参考になるかはわかりませんが、以降はコメント無しで写真を連続して上げておきますので、ノスタルジックネガが気になられている方はご参考にされてください。
※ちなみに私はやや露出明るめの写真が好きなので、好みが合わない人には参考にならないかもしれませんが、その辺はご了承ください。
※レンズはGF32-64mmF4かGF80mmF1.7のどちらかです。
以上です。
撮影期間が7/18〜8/10あたりで、かなり時間帯や天候、季節などが偏っててすみません。まぁ、これから1年くらい撮り続けたら改めて記事にしたいと思います。
紅葉の季節とかもいい感じに撮れるかもしれませんね。
長くなってしまいましたが、最後にベルビアで撮った写真と比較がこちら。
夕景に限って比較してるので他はわかりませんが、少なくとも上の作例では色味の傾向はわりとベルビアに近いですね。ただ、ダイナミックレンジがだいぶ違ってて、ベルビア(1枚目)の方が建物のシャドウ部があまり見えない感じです。
こうやってみるとやはり夕景はベルビアで撮るのが好きです。
(注:JPEG撮って出しですがWBやカラーなど色味に影響するパラメータは結構変更してますのでフラットな設定のベルビアではないです)
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
インスタやTwitterでもノスタルジックネガで撮った写真を適宜上げてますのでよろしければ以下もどうぞ。
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