ハービー・山口さんの写真展に行ったらご本人に会えたお話

2024年2月4日 22:01

こんにちは、tamunyanです。
昨年末に1年以上振りに更新したnoteですが、先月も更新したのでなんとびっくりの3ヶ月連続更新です。

タイトルの通りですが、2024年2月3日、節分の日の昼過ぎにハービー山口さんの写真展に行ってきました。
会場は神保町近くのスーパーラボストア東京という場所で、詳しくは知らないのですが出版社であり写真集販売やギャラリーもされているお店みたいです。（間違ってたらすみません）

ハービーさんといえばライカで撮ったモノクロ写真が有名だと思いますが、今回の写真展はカラーで撮られていて、それが珍しいということもありまして、時間を作って行ってきました。もちろん新作の写真集も欲しかったのでね。

店内には私が着いた時点ではお店の人以外誰もいませんでした。
私は入店後、なぜか展示さている作品を鑑賞するより先に写真集を手に取ってしまったのですが、少し見てたらすぐに店主の方が声をかけてくれて、さっきまでハービーさんがいたが、ちょうど私が来る直前にラーメンを食べにいってしまったとのこと。１時間後くらいには戻ってくるので、時間あれば待ってみてはどうか、と教えてくれました。

この日は他にも用事があったのでそんなに滞在するつもりはなかったのですが、まさかいるとは思ってなかったのにご本人に会えるチャンスだと思い、待つことにしました。

展示をゆっくり見てるとまた店主の方が話しかけてくれて、なぜハービーさんがカラー写真を撮っているのかを教えていただきました。
このnoteを読んでいただいている方もぜひ展示に行っていただきたいので、その内容はここには書きませんが、なるほどな、と納得の話でした。

私なりのカラー写真の感想ですが、モノクロじゃなくてもハービーさんが撮ったということがはっきりわかるくらいテイストが同じだと感じる作品が多く、カラーかモノクロかは実は大した違いではないんだなと感じました。

ちなみに会場内撮影OK且つSNS投稿OKとのことでしたので、少しでも雰囲気が伝わるように何枚か写真を載せておきます。

しばらく鑑賞して、ハービーさんの新作の写真集も購入したんですが、まだハービーさんがランチから戻られなかったので、他にもお店に展示されていたいろんな写真家の写真集を見ていると、最近私がニューカラーの写真集で気になっているJoel Meyerowitzの写真集があったので、思い切って店主の方に展示されている以外の写真集もあるのですか？と聞いてみました。
すると、ここではスーパーラボさんが出版している写真集を販売しているとのことで、私が探しているJoel Meyerowitzの写真集は扱っていないみたいなんですが、Joel Meyerowitzとこのスーパーラボさんがすごい繋がりがあって、その辺りの話を詳しく聞かせてくれましたし、写真家の話だけではなくニューカラーの話や、写真集の楽しみ方などをすごく細かく丁寧に教えていただき、とても勉強になりました。

特に印象に残っているのが、興味を持った写真家が活躍した時代背景や同世代の写真家がどんな写真を撮っていたかなど、芋蔓式に繋がりで調べていくと写真の理解が深まり面白いですよ、というのはとても参考になった話だったのでnoteにも書いておきます。

とにかく、店主の方がすごく気さくで話しやすい方で、写真集初心者の私の話でも親身になって聞いていただき、店主の人柄だけでも良いお店だなぁと思いました。
ハービーさんの写真展きっかけで、たまたま最近写真集を買おうかと探しているJoel Meyerowitzの話を聞くことができたのが、本当に最近の私の行動と次に起きる物事が全部繋がってる気がしてならないです。2023年振り返りの投稿にも触れてる内容ですが、すごい個人的な話ですみません。。。

写真集の話で店主と盛り上がってたら、ハービーさんが店に戻ってこられました。
私が肩にかけていたGFX100Sをみて、良いカメラ持ってるね〜、これ重いよね〜とすぐに声をかけていただけたので、BSフジの番組でハービーさんも使ってましたよね、とファンアピールしておきました（笑）

そのあとは、ハービーさんのライカのレンズを見せてくれたり、私のGFXと並べて中判のF1.7とフルサイズのF1.0だとどっちがボケるかみたいな話もしてくれて、さらに写真集に名前入りでサインをしてくれました。

この名前入りの件について、詳細をここに書きたいです。
というのも私の個人的なハービーさんとのエピソードがありまして、ハービーさんの写真集を初めて購入したのが、2018年前後のCP+と同時開催していた横浜の大桟橋での写真の展示や販売をしているコーナーでした。
そのときハービーさんご本人が写真集を手売りされていて、購入したときに、「サインするので、あなたの名前も入れるので名前教えて」と言われたんですが、自分の名前を入れることが恥ずかしくて断ったんですよね。
後から思うと、ハービーさんに自分の名前を書いてもらえるというのも良い機会だったなぁと、断ったことをすごく後悔していたので、今回は名前まで書いていただくことにしました。
そしていつもの「STAY PUNK」の文字も入れていただきました。

写真集も買えましたし、他にもCP+の話ですとか、写真学校（だったかな？）の校長になって欲しいと最近言われている話とか諸々の雑談をさせてもらえたあたりで、他にもお客さんが来てるしそろそろ私は帰ろうかなと思ったら、ハービーさんが急に写真を撮りたいと感じた若いお客さんがいるとのことで、その人の撮影会が急遽開かれましたので私もまだ滞在することに。

私や他のお客さんも撮影に同行して、撮影されているところを写真撮らせてもらうという素晴らしい時間を過ごさせていただきました。写真家のスイッチが入ったハービーさんが本当にかっこよかったです。