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令和トラベル:創業3年半の組織づくりの軌跡と福利厚生制度リニューアルの裏側


こんにちは!株式会社令和トラベル取締役兼執行役員CHROの田村(@tamuchi20)です。

先日プレスリリースでもご報告させていただきましたが、令和トラベルはシリーズAラウンドにて、総額48億円の資金調達を行いました。

創業から3年半が経ち、2年半前にローンチした海外旅行予約アプリ『NEWT(ニュート)』は、アプリ満足度は4.6(プレスリリース時点)、総予約流通額は、サービスローンチ後8Q連続で過去最高を更新大幅に成長を遂げるなど、予約の手間や準備の煩雑さ、旅行中の不安など、旅行体験における課題解決と向き合った結果、好評をいただいています。

今回の資金調達により、さらなる進化に向けたチャレンジをしようとしていますが、これまでの事業成長を支える組織づくりとして、どのようなことを行ってきたのか?どのような組織になのかを中心にお伝えさせていただきたいと考えています。

また、この調達発表のタイミングで福利厚生制度のアップデートも行ったので、その決定までのプロセスや思想、内容についてもお伝えしたいと思います。

プレスリリースから2週間かけて、さまざまな発信をアドベントカレンダーとして行っていますので、他の投稿もぜひご覧ください!
代表篠塚のファイナンスの裏側のnoteもリンクを下記に貼っておきますので、ぜひご覧ください!読みごたえ抜群です!

3年半の組織づくりの礎としたこと

過去のnoteでも書いていますが、ずっと大切にしている考えとして、ミッショントライアングルという考え方があります。ミッション(なぜやるのか?)が最も大切というものになります。

ミッショントライアングル

毎月1回全社で集まる機会でミッションについて共有することはもちろん、オンボーディングで全メンバーにミッションについて考えていただく時間を取ったり、全社での合宿や研修でのテーマにするなど、折に触れて意識できる仕掛けをつくっています。

ミッションやビジョンは、様々な意思決定や日々の業務が何のために、何に向かって行っているのか?を示す重要なものになりますし、バリューによって、どんな価値観を大切にし、日々どのような行動を取るべきなのかということも示しており、組織の根幹をつくるうえで非常に重要なものだと考えて取り組んできました。

過去の研修で実施した、ミッションを絵に落とし込むと?というお題へのアウトプットたち

これまでの組織状況の変化

創業から3年半、どのような組織状況だったのかをデータを中心に振り返りたいと思います。まずは、メンバー数ですが創業時はフルタイム8名、インターン3名という状況でスタートしたものが、来月にはフルタイム70名、インターン32名の100名以上の組織になる見込みです。フルタイムだけで見ると、昨期4月から今期4月で13名増に対して、今期は半期で14名増と昨期の組織拡大ペースの2倍以上で推移しています。

創業からこれまでのメンバー数推移(2024/10は2024/9/9時点見込み)

そして、2024年の応募者数は昨期と比較しても140%程度で推移しており、多くの方にご応募いただけている状況が続いています。

2024年の応募者数推移

仲間がどのような経路で増えているかをまとめたデータが下記になりますが、創業期を中心にリファラル・自己応募を中心として入社者決まり、直近では、様々な採用媒体などでの入社が増え、入社経路にも幅が出てきています。

これまでの入社者・入社決定者の経路割合(2024/9/9時点)

組織状態を可視化するために半期に一度、組織サーベイを取得しeNPS®スコアを算出しています。回答者の回答傾向にもよりますが、総じて高いスコアを継続して維持できている状況にあります。(日本企業の平均eNPS®スコアが-61.1という過去調査がありますが、そこと比較すると圧倒的な数値になっています。)もちろん、eNPS®の総合スコアだけでは組織状況を適切には把握できないので、各コメント、各項目のスコアなどを踏まえて対策などを行っています。

eNPS®スコア推移

福利厚生制度の設計で大切にしたこと

ここまで記載しているような組織状況にある中で、これから100人の壁にぶつかる可能性も想定しつつ、今回の資金調達もひとつのきっかけとし、さらに強いカルチャーを作っていくために福利厚生制度において何ができるのか?を考えました。

(福利厚生制度パッケージNEWT MATEPASSを発表した際のnoteは下記)

これまでに設計してきた福利厚生についても改めて振り返ってみると、安心して働くための土台となる福利厚生はある程度整備されているとも言える現状でした。その状況も踏まえた際の結論として、原点に戻り、より強い組織づくりの土台とするために令和トラベルらしい福利厚生は何なのか?ということを突き詰めて考えました。

NEWT MATEPASSの一部ご紹介

Travel Design(旅行支援制度)の刷新

リニューアルした福利厚生制度のひとつに、トラベルデザインという旅行支援制度があります。

強い組織の土台は、先述の通りミッショントライアングルにある。「あたらしい旅行を、デザインする。」という我々のミッションの土台には、「旅行が人生を豊かにする」という考えが根底にあります。その旅行の機会を通して、メンバーがより豊かな人生を送り、より我々のミッションに共感してもらえるようにしたいと考えました。

その結果、フルタイムメンバーへは半期に1回、『NEWT(ニュート)』で使用できる50%オフクーポンを配布することにしました。(海外旅行に半額で行けるなんてとても素敵じゃないですか!?)カスタマーとして、NEWTを使ってもらい、旅行に行くことで旅行の魅力、NEWTへの愛着、NEWTの進化とも向き合ってもらえる機会になると信じています。※50%オフとなると税務観点で対応しないといけないこともあり、そのあたりも踏まえて設計しています。

NEWTを使って家族でゴールドコースト行った際の写真。海外でたくさん想い出を作りたい。

LEARN NEW(学習支援制度)の刷新

もうひとつのリニューアルした福利厚生は、LEARN NEWという学習支援制度になります。我々の大切にしているバリューの一つであるLEARN NEWには、固まった価値観などをアンラーニングしていくなど様々な意味が込められていますが、シンプルに新たに学習し続けるということが根幹にあります。

その学習支援として、半期で一人当たり最大30,000円の費用負担を行っていたのですが、さらにOwnershipを持って、自ら学習したいということに対しては、積極的な支援をしたいということで、自ら申請し上記の額を超えるような学習に対しても会社として支援していくこととしました。(※条件等あり)これにより事業やプロダクトを成長させるための知識獲得としてのカンファレンスへの参加などもしやすくなると考えています。

Stock Optionの刷新

ストックオプションに関しても、今期が始まるタイミングで刷新していました。創業当時から信託型ストックオプションを導入していたのですが、2023年12月に公表された税制改正大綱を受けて、税制適格ストックオプションに切り替えています。思想や大切にしたことは、Nstockさんにもインタビューしていただきました。

この刷新は、ミッションやバリューなどを強化するという意味合いではありませんが、スタートアップでチャレンジしていくにあたって、リスクに対する適切なリターンが期待されるべきだと考えた設計を行いました。もともと、リスクに対するリターンとして、ストックオプションをお渡ししているにも関わらず、退職してしまうとゼロになってしまうということはフェアではないと考え、2年以上の在籍で20%、5年で50%を行使し、換金可能な仕組みを設計しております。

他にも働くメンバーの根源的な安心を守るために検討・設置してきた福利厚生ももちろんあります。今回は、強い組織を作るために福利厚生制度を活用することで何ができるのか?について考え抜いた結果の内容を中心にご紹介させていただきました。これらの制度が、強い組織づくりにどう貢献してくれるのか?はこれからの組織づくりの中でもモニタリングしていきたいと考えています。

そして今後も、福利厚生も含めてより良い組織を作るためのチャレンジを行っていきたいと考えています。(他にも新たな制度検討を進めています!)

さいごに

令和トラベルは、事業グロースフェーズであり、さらなる進化のためのチャレンジしかない状況です!全ポジション、全力で仲間探しをしていますので、「一緒にチャレンジすると面白そうだ」と令和トラベルに少しでも興味を持っていただけましたら、ご応募をお待ちしています! メンバー全員で温かくお迎えいたしますので、ぜひご検討ください!(採用サイトも刷新して見やすくなりましたので、ぜひご覧ください!)

そして、今回の調達を受けて、令和トラベルのこれまでの軌跡とこれからのチャレンジについて代表篠塚からお話させていただくイベントもご用意していますので、ぜひご応募ください!

また、エンジニアのみなさまに向けては、NEWTの技術と戦略についてエンジニア始め、プロダクトチームのメンバーが集結するイベントもございますので、奮ってご参加ください!


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