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失敗もご愛嬌!支援員は「心のライフセーバー」です
こんにちは!就労移行支援事業所アイワークス西明石の青栁です。
今日は「就労移行支援員として働く」ということについて書いてみたいと思います。
利用者さんにも「就労移行支援員になりたい!」と言ってくれる方が時々います。その言葉を聞くと、私はとても嬉しくなります。なぜなら、この仕事は本当にやりがいがあって、良くも悪くも人の人生に影響を与えるからです。
でも私は伝え続けている事があります。
「就労移行支援員は、泳ぐうえでおぼれかけている人を何人も担ぐくらいのメンタルと体力を持っていないと難しい」と。
この比喩、ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、実はこの仕事にはそんな側面があるんです。支援を必要としている利用者さんたちは、就職を目指して頑張っていますが、その過程では多くの不安や壁にぶつかります。
「自信がない」「うまくいかない」「周りが自分をどう見ているか気になる」など、さまざまな思いを抱えながら日々努力しています。そして、時にはその不安や葛藤が大きくなり、「もう無理だ」と感じる瞬間が訪れます。
そういう時こそ、私達支援員の出番です。私たちは、その方が「おぼれかけた」と感じた瞬間に、冷静に手を差し伸べなければなりません。メンタルが揺れ動く利用者さんの心を支えながら、彼らが自分の力で前進できるように背中を押します。
しかし、これは簡単なことではありません。まるで海で溺れている人を助ける時のように、支援員自身がしっかりとした心の体力を持っていないと、共に溺れてしまうことがあります。
私自身、支援員として働き始めたころは、利用者さんと一緒に不安に押しつぶされそうになったこともありました。「この人をどう支えたらいいのだろう」「自分にできることは何だろう」「私にできる事があるのか」と悩んでいた時期もありました。
しかし、少しずつ経験を積む中で学んだのは、まずは自分のメンタルを強く保つこと。そして、同時に体力も必要です。心が疲れた時には、体を動かすことも大切。結局、どちらかが崩れると、支援はうまくいきません。
とはいえ、支援員の仕事は一方的に助けるだけではなく、利用者さんが自分で泳ぎ始める瞬間を見届けるのが最大の喜びです。支援の過程で少しずつ自信をつけて、最初は不安でいっぱいだった人が、やがて自分の足で立ち、社会に向かって前進する姿は、本当に感動的です。
利用者さんが就職に向かって一歩踏み出す瞬間は、私たち支援員にとって最高の瞬間でもあります。
だから、もし「支援員になりたい」と思っているなら、ぜひその思いを大切にしてください。ただし、覚悟も必要です!泳ぎの得意な人でも、時には波に飲み込まれそうになることがあります。
でも、それでも支援を続ける力があるなら、この仕事は本当にやりがいがあり、人生を豊かにしてくれる職業です。
就労移行支援員として働くということは、他人の人生に関わる責任を持つことですが、それは同時に自分自身も成長し続けるチャンスでもあります。だからこそ、この仕事に興味がある方には、ぜひ挑戦してほしいと思います。
アイ・ワークスでもお待ちしています。それでは、また次回のブログでお会いしましょう!