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あなたは「月にいくら稼ぎたいですか?」
相談対応の時に、「月にいくらぐらい稼ぎたいですか?」と尋ねると「月に20万」という答えが返ってくることが多いです。
そんな、「月20万」欲しいあなたに、「月20万」稼ぐ方法を詳しく解説します。
そんな時はまず「月20万」は総支給ですか?手取ですか?と尋ねるところからはじめます。
1. 「月に20万円稼ぎたい」とき、どちらを指しているかの確認
・「手取りで20万円欲しい」→総支給額(額面)は税金や社会保険料等が引かれる分を見込んで、概ね23〜25万円程度が必要になることが多いです。
・「額面で20万円欲しい」→手取りは16〜17万円程度(あるいはもう少し少ない場合も)になることが一般的です。
相談者の方が「20万円を稼ぎたい」という場合、どちら(額面なのか手取りなのか)をイメージしているのかを確認することで、より具体的な収入目安を一緒に考えやすくなります。
2. 総支給額(額面)と手取り額の違い
総支給額(額面)
・企業が給与として「支払うと決まっている金額」
・求人票や契約書で「月給20万円」「時給1,200円」などと示されている金額がこれにあたります。
手取り額
・実際に銀行口座に振り込まれる金額
・総支給額から、主に以下が差し引かれます。
・所得税
・住民税
・社会保険料(厚生年金、健康保険、雇用保険など)
一般的には、総支給額の80〜85%程度が手取り額になるケースが多いですが、年齢・家族構成・地域によって、控除額に差があります。
20万円を得るためのモデルケース
ここでは、「額面で20万円を得るケース」 と 「手取りで20万円を得るケース」 に分けて例示します。
実際には働き方や控除額によって変動するため、あくまで「目安」としてお考え下さい。
A. 額面で20万円を目指すケース
・時給制(アルバイト・パートなど)での例
①時給1,200円 × 1日8時間 × 月21日勤務
月の勤務時間:8時間 × 21日 = 168時間
月の総支給額:1,200円 × 168時間 = 201,600円
手取りイメージ:160,000円前後
②時給1,100円 × 1日8時間 × 月23日勤務
月の勤務時間:8時間 × 23日 = 184時間
月の総支給額:1,100円 × 184時間 = 202,400円
手取りイメージ:160,000円〜165,000円前後
・月給制(フルタイム正社員など)での例
「月給20万円」と求人票に明記されている場合。手取りは概ね16万円台(住民税・社会保険料の有無や条件により前後)
B. 手取りで20万円を目指すケース
手取り20万円を目指すには、総支給額(額面)が23〜25万円程度を想定してください。
・時給制(アルバイト・パート、契約社員など)での例
①時給1,300円 × 1日8時間 × 月22日勤務
月の勤務時間:8時間 × 22日 = 176時間
月の総支給額:1,300円 × 176時間 = 228,800円
税金・社会保険料を引くと手取り20万円前後になるケースが多い
②時給1,200円 × 1日9時間 × 月21日勤務
月の勤務時間:9時間 × 21日 = 189時間
月の総支給額:1,200円 × 189時間 = 226,800円
税金・社会保険料控除後に手取りが20万円に近づく可能性あり
・月給制(フルタイム正社員など)での例
「月給25万円」という求人であれば、
手取り20万円程度になるケースが比較的多い
※ただし年齢・扶養家族・社会保険料の種類によって変動します
検討する際のポイント
①働ける日数・時間の確認
週5日・1日8時間勤務が可能か、それとも週4日や短時間勤務になるのかによって、大きく変わります。
②通勤や体調面など、継続が可能か
無理なく続けられる時間帯や勤務スタイルを選ぶことも大切です。体力的に不安がある場合は、週3日や短時間勤務から始めるなど柔軟に考える必要があります。就職はゴールではなくスタートです。
③時給や勤務時間以外の待遇も確認
交通費支給、昇給制度、各種手当などを加味すると、実際の手取りが変わってくることがあります。
④社会保険加入の有無
フルタイムのパートでも、一定の要件を満たすと社会保険に加入する必要があります。社会保険料が天引きされると手取りは減りますが、将来の年金や保険が充実するメリットもあります。
まとめ
「20万円稼ぎたい」という相談は、まず「額面(総支給)20万円」なのか、「手取り20万円」なのかを一緒に整理することが重要です。
額面と手取りでは、税金や社会保険料の控除分だけ手取りが下がるため、手取り20万円を目指すなら、額面で23〜25万円程度の収入を見込む必要があります。
時給や勤務時間、勤務日数の組み合わせでシミュレーションを行い、自分にとって働きやすいか、また継続可能かを考えることが大切です。
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