【かんたん解説】有効求人倍率
アイワークスの田村です。就活中の方なら一度は聞いたことのある言葉「有効求人倍率」。でも、聞いたことはあるけど、意味はよく分かっていない。という方も多いかも知れません。
そこで、今日は簡単に「有効求人倍率」を解説したいと思います。
有効求人倍率とは、
就職市場の温度計とも言える重要な経済指標です。この指標は、ハローワークに登録されている求職者一人当たりに対して、どれだけの求人が存在するかを数値で示します。
数値が1.0を超える場合、それは求職者一人当たりに複数の求人があることを意味し、市場が活発であることの証となります。
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これは、企業が新たな人材を積極的に求めている状況を反映しており、求職者にとっては比較的有利な市場条件と言えるでしょう。
一方で、この数値が1.0未満である場合は、求職者が多く、求人が少ない状況を示しており、市場が冷え込んでいることを意味します。
このように、有効求人倍率は、就職活動を行う上での市場の状況を理解するための非常に有益な指標となります。
有効求人倍率の計算方法
有効求人倍率の計算は非常にシンプルです。ハローワークにおける有効求人数を有効求職者数で割ることによって求められます。
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例えば、ハローワークに100件の求人があり、求職者が50人いる場合、有効求人倍率は2.0となり、これは求職者一人当たりに2件の求人があることを示します。
この計算方法により、就職市場の供給と需要のバランスを把握することができ、景気の動向を示す重要な指標として機能します。
企業が人材を求める意欲と、求職者の市場への参入状況を反映した数値は、就職活動における戦略を練る上での貴重な情報となります。
以下に2023年12月の職業別有効求人倍率を紹介します。
(資料)厚生労働省「一般職業紹介状況」よりハロワのいろは算出、作成
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グラフを見ても分かるように、全職業では求人倍率は1.3倍で1.0倍を越えているので、人手不足と言うことになります。しかし、職業別でみると10倍を超えるものから1倍以下の職業まで様々な職業があるコトが分かると思います。
アイワークスの卒業生も多い職種の介護サービスは3.7倍と人手不足が顕著ですが、アイワークスの訓練生の中にも希望する人が多い一般事務職は0.35倍と明らかに人手が余っている状況です。
こういった状況を踏まえて、みなさんには就活の計画を立てて欲しいと思います。ひとりでの就活が不安のある方はお気軽にお問い合わせください。