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moriyamashiho
デザイナーとして大切にしたい「そもそも」の視点
ジュニアデザイナーが、与えられた課題をしっかりこなせる役割だとしたら、次のステージにはどうやって上がれるのだろうか。
わたしは、解くべき課題を見極められること。そして、場合によっては作らないことも選択できる。これが条件だと考えている。
デザイナーとして、経験を積んだり、新しい知識を吸収することで、「そもそも」という問いが浮かんでくるようになる。この「そもそも」というキーワードは、特に大切ではないだろうか。
そもそも、何がゴールなのか。
そもそも、解決したい課題は何か。
そもそも、それをやる意味は何なのか。
そもそも、に立ち返る癖を付けることで、本質から逸れずに、解くべき課題を見極められる。
よって、まずは与えられた課題を着実にこなすことで、ステークホルダーとの信頼関係が醸成できたら、次は「そもそも」の視点で考える癖を付けてみよう。
例えば、デザイナーとの協働に慣れていないメンバーの中には、課題ではなく、手段をそのまま依頼してくる人も多い。「何々という機能を付けよう」「ここに、こんなボタンを付けよう」といった具合だ。
特定の機能を作ったり、ボタンを配置したり、色を変えるのは課題ではない。それは手段だ。
そもそも、どうしてそこにボタンを置きたいのか。
そもそも、ボタンでなくてはダメなのか。
そもそも、何を解決したいのか。
このように本質を突き詰めていくと、当初の依頼とは全く違った形でのアウトプットになる場合も多い。そんなデザイナーは、おそらく「そもそも」の視点を持っており、解くべき課題にフォーカスできている人だろう。
反対に、もし「そもそも」の問いすら持ったことがないのであれば、試しに身近な仕事からさっそく考えてみよう。そこから、次のステージが見えてくるかもしれない。
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