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アフリカ人夫と離婚までの道のり#13

明日、2025年2月5日は2回目の離婚調停です。
私は明日で決着をつけ終わりにするつもりです。

2024年3月30日の朝、旦那はいつもよりも30分以上早く家を出て行こうとしていた。
そして、「他で家を借りたからもう出て行く」と一方的に伝えられた。
アフリカ人が保証人も無しで家を賃貸できるわけがない。
誰が借りたのかを追求したが、口を割らない。
まだ、時間に余裕があったので、車からキーを抜いて足止めして問いただしていたら、車から降りて歩いてどこかへ行った。
しばらく待って帰ってこなかったので、勤め先に電話をすると、法人の理事で上司のSが旦那を迎えに出て行ったと。
仕事に行けたのならまあいいと思い、夕方、旦那の仕事が終わる時間に職場に迎えに行った。
すると、理事長が旦那を理事長宅に連れ帰ると言う。
そして「離婚の話し合いは弁護士を介してするように」と旦那と私に話す。この人は何の権限で夫婦間の話を勝手に取り仕切ってるのか?
全く解せないまま、家に帰る気がないと言われたので、理事長に任せて私は自宅に戻って来た。
その日から突然別居が始まった。
真相も何も話さないまま、どっちへ向かうか何も話さないまま、またしても旦那の一存だけで勝手に進められた。

翌日の朝、旦那と話がしたくて理事長に電話をした。「旦那はどっかに行っていない」と言われた。
事故に巻き込まれていたらと心配になり、警察にも行方不明だと連絡を入れた。そして、職場にも電話を入れたら、元同僚が「さっきまでいたよ、顔見たら電話あったこと言っとくね」と言って電話を切った。
その日は日曜日で旦那は仕事が休みだったが、職場の前の公園で皆で花見をしていると元同僚から聞いたので、私は旦那の職場であり私の元職場へ向かった。

ここで、最初から読んでない読者様の為に説明すると、私は2022年2月からこの職場で働いていて、後に8月から旦那も雇用されることになり、業種は違うが旦那と私は同じ職場で、勤務していたのです。
ですが、私は2月末に契約更新を断り3月末で退職することを決めていました。私の退職理由は・・・闇が深すぎて世間に公表できません。そのような職場でした。

話を戻しますと、元職場に着いた時、旦那は既にその場にはおらず、理事長が連れ出したと聞かされる。
そして、理事で上司のSが、「もう、これ以上はいいでしょう。」「旦那さんを自由にしてあげてください」「旦那さんはあなたの事など、なんとも思っては無いんですよ」「諦めて自分の人生を大事に生きてください」それは、私と旦那が決めることで理事で上司のSがいう事ではないと思いながらも、私は上司Sとの会話をすべて録音していた。
「旦那さんにはアフリカにいい人がいるみたいですよ」
それは私も既に知っている事実で、だからと言ってこの上司Sが割って入る問題ではない。いや、むしろ昨日まで在籍していた職員の家庭問題を仲裁したいと割り込んできたなら、私からの話も聞き丸く収まるように持って行くのが、筋道として成り立つ話。ところが、勝手に携帯電話を持たせたり、賃貸契約をして家から出させたり、ちょっと異常ではないでしょうか?
読んでみて皆さんはどう感じられたでしょうか?

この上司Sは、2月のある日、旦那の音楽演奏のことで意見がぶつかり、その後も言いなりにならない私が気に入らなかったようで、事故でも何でもないことを私の所為にして事故報告書を書かせたりとパワハラまがいを行う人物でした。
音楽の個人事業を副業でしていた私たちは、旦那の雇用契約を結ぶ際も「音楽の仕事(演奏及び指導)は就業時間中では無く、我々の事業所へ業務委託をして頂きます」とはっきり宣言していたにも拘わらず、就業時間内に演奏活動をして欲しいと言ってきた。私もかなり譲歩して、「うちの事業所と契約をしてくれれば短時間ならボランティアとして演奏もします」とも言った。
上司Sは「何故、給料を払っているのに自由に従業員を使えないのか!」「そんなことでは、次の契約更新は理事長はしないかも・・」とか散々悪態をついたが、私は労働契約通知書通りを主張した。
上司Sは、わかりましたといい、言いたいことがあるなら理事長と話すようにと言った。
その後、私は理事長に電話をかけ、事の次第を説明した。
すると、理事長は旦那を呼び出し、机を拳で叩きながら「次年度の契約は営繕の仕事ではなく、犬の世話をしている他の支援員と同額にするから」「演奏もしないのに今の給料は支払い過ぎている」と完全なアウト発言をしている。労働契約通知書にない業務を無理強いして、拒否すると一方的に次年度の更新は無しにすると脅している。
情けないと言うか、こんな人格でよくもまあ社会福祉法人の理事長をしていられる。
私はその後も堂々としていたが、旦那は理事長や理事で上司のSに気に入られてたのが、急に態度を変えられ脅され恐怖に感じていたのでしょう。
そして、自己の利益優先の旦那はこの人たちには逆らっては損するとも。

3月20日前後に行われた旦那の次年度契約更新に私も同席すると言ったが、上司からは本人以外の同席を認めずと回答される。
本人は日本語もわからず記載事項は全く分からないはず。しかも、勝手な業種変更に納得がいかない。
でも、旦那はその時点で理事長たちから、「離婚したら在留資格は会社ができる」や家を借りて貰っていたり、携帯を持たされていたり、既に離婚への道筋を歩みだしていた。

今も本当に旦那は馬鹿な判断をしたと思う。正当に進んで行けば数人いる日本人彼女のうちの誰かと結婚して配偶者ビザ狙えたのに。

旦那が出て行って3日経った2023年4月2日(ちなみに4月1日は6回目の結婚記念日)、私は大型ショッピングモールで友人と待ち合わせをしていた。
そこへ、旦那の弁護士と名乗る人物から電話がかかって来た。
「今、警察の人と旦那と家まで来てるから今すぐ家に戻ってきてください」と。
何で警察が来る?私が犯罪でもした扱いになってるのはなんで?
怒りと言うよりもその時は全身を壊されたような衝撃で、自失茫然となった。
なんで!?なんで!?と何がどうなっているのかわからず動揺がとまらない。家までどうやって運転したのかも分からないほど気が動転していた。

今はもう思い出しても大丈夫ですが、生まれてきて54年間、受けた傷の中でも次元違いに一番深かったことだけは確かです。
人はこんなに残酷なことを平気でやることも学びました。

14#へつづく














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