新米農家、今さらながらコメリの凄さに気がつく。
こんにちは!たむらゆうきです。
僕は新潟で農業をやっていますが、「新潟の会社」と聞くと皆様はどんな会社さんを思い浮かべるでしょうか。
亀田製菓、三幸製菓、岩塚製菓などの米菓系はもちろんですが、食品業界全体を見渡すとブルボン、一正蒲鉾、朝日酒造などなど新潟に本社を置く企業はけっこうあったりします。
食料品業界が強いものの、他にもちょっと前に何かと話題になったスノーピークや、精密機器の部品や金属加工では日本トップクラスの技術を持つ小さな会社さんがたくさんあります。
そんな新潟の会社の中でも、僕が一番自慢に思う会社さんがありまして。タイトルでネタバレしていますが、今日のテーマでもあります。
パワープライス!コメリさんです。
まさかこんなにお世話になると思わなかった
一番自慢に思う会社さんということでコメリさんをあげましたが、実はちょっと前までそこまでコメリさんは意識していませんでした。
家から車で5分ほどのところに僕が小さなころからある、けっこう大きなコメリさんの店舗があります。
昔からあるのでそこまでコメリさんを意識したことはなく、むしろ「コメリのロゴってスポーツウェアのやつにそっくりだよなぁ。パクったんじゃね!?」となんとも失礼なことを思っていました。
なんなら「コメリの発音って、コメリ?コメリ?」と正しいアクセントの位置すらも知らないほどでした。
そんなコメリさんにまったく興味なしの僕が、変わっていったのです。
それも知らぬ間に、気がついた時には変わっていたのです。
そう、コメリLOVEに、、、
コメリの凄さ
農業をやっていると、とにかくいろんな資材や道具が必要になります。
タネや肥料、野菜やお米の袋から草刈り用の鎌といった分かりやすい農業資材はもちろん必要です。
農家は百姓とも呼ばれますがその字の通り「百の仕事」があり、機械の修理やちょっとした電気の配線からなんでも自分でやる必要があります。
実際にこの前は農家でありながら、レシートには「断熱材 絶縁ステープル」という職人のようなワードが並んでいました。
とにかくいろんな資材や道具を使うわけですが、そこで登場するのが、
コメリ様なのです。
農業を始めたときは「コメリにこの資材あるかな?」となめた態度をとっていましたが、次第にコメリさんにお世話になっていくうちに「さすがコメリ様!なんでもあるぅ!!」というテンションに変わっていきました。
これは冗談抜きに本当にコメリさんに行くとなんでもあるんです。
タネや肥料や野菜の袋など農家の定番資材はもちろん、先ほど登場した断熱材と絶縁ステープル、作業スペースを作るための木材や、チラシの印刷用紙、、、
今この文章を書きながらどんだけコメリさんにお世話になってるんだと自分でもびっくりしています。
何か資材が必要なときは「とりまコメリ行く?」という感じ。おまけに値段もとっても良心的。
そうしていくうちに僕はコメリ教の信者になったかのように月1ぐらいのペースでコメリに通い、だだっ広い店内のどこに何が置いてあるかが把握できるようになっていたのです。
店は神聖なる殿堂である
コメリ教信者のレベルにまでなると、企業理念まで唱和できるようになります。そのコメリの企業理念の中で特に好きな文言があり、こういった精神性の積み重ねとして僕のような信者が生まれるのではないかと考えています。それが、
冗談半分でコメリ教信者とか言ってましたが、「神聖なる殿堂」とか書かれちゃうと本当にコメリ教があるみたいで誤解されないか心配です。
ですが、ここまでお店のこと、お客様のこと、そして世の中全体のことを考えているからこそ、コメリさんは愛されるんだと思うんです。
「働くこととは、世の中を自由にすることである。
世の中のしあわせの総量を増やすことである。」
ということを説いた江戸時代の凄腕商人がいましたが、コメリさんはまさにこの思想を受け継ぎ実践をしています。
僕はコメリさんのような大きな店を構えて大きな仕事をしているわけではなく、これからも小さな個人経営の農業を続けていくかと思います。
仕事のスタイルは違えど、その仕事への向き合い方や精神性は共通するものがあり、僕らが見習うべきところもあるんじゃないかと。
自分たちの利益だけでなく、来てくれるお客様のしあわせを考える、世の中全体のしあわせを考える。
常に自分を高め続けて、よりよりサービスを提供する。
辛いことがあっても、真正面から仕事と向き合う。
こういった高い精神性ひとつひとつの積み重ねが、今のコメリさんをつくっているんだと考えています。
僕は仕事に本気で向き合えているだろうか。
そんな自問自答をしながら、コメリ信者であるにも関わらずコメリカードを作っていないのでそろそろ信者としての証を作りにいこうと思います。
ひっそりひとりごとを始めました
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