京都検定への道 9 釘抜地蔵(石像寺)(上京区千本通上立売上ル花車町)
山号は家隆山、正式には光明遍照院石像寺。光仁十年(819年)に空海(=真言宗)が建立し、後に俊乗坊重源が浄土宗に改めたという。通称の釘抜地蔵は地蔵堂の石造地蔵菩薩立像に由来する。元は苦抜地蔵と呼ばれていたが、前世の罪で手の病気に苦しむ商人の夢に地蔵菩薩が現れ、手に刺さっていた二本の怨みの釘のを抜いて救ったことから釘抜地蔵と呼ばれ、苦しみを抜くという信仰が生まれた。現在も二本の釘と釘抜を貼り付けた絵馬が奉納され、地蔵堂の壁に並んでいる。
地蔵堂を正面から
境内に続く路地には釘二本と釘抜きが!!