備忘録 キャリア官僚の仕事力(スケジュール編)
結構古い新書ですが、最近は業務に悩殺されているであろう官僚の方の仕事術について参考にできないかと読んでみました。特に、スケジュール術と文書術について知りたいと思いましたので、その箇所を備忘録としてまとめます。
この記事の目次
1 官僚のスケジュール観(今日はここだけ!)
・ そもそも官僚は、大量の仕事、締め切りに追われている。今日、明日に仕上げるような短期の仕事、2、3ヶ月のような中期の仕事、半年、一年のような長期仕事が複合的に混ざり合っている。
・ 仕事を引き受けるに当たっての考えること
1 スケジュールの逆算 いつまでに仕上げる必要があるのかを判断する。締め切り=必ず仕上げる日とも限らない
2 自分の仕事の速さ 普段の自分の仕事の速さを知っておきどのくらいでできそうか目測する。
3 仕事の難易度、量 任された仕事がどの程度難しいか(一人でできるものか、誰かの協力が必要なものか)やどの程度の量がいるのかを目測しておく
4 上司のクセ 上司の許可が必要な会社の場合、上司の攻略が必要となる。
・良い上司は、論理の乱れや重要なポイントの抜けや漏れを指摘してくれる
・駄目な上司は、些細な「てにをは」や句読点の指摘、揚げ足取りをしてくる
5 関係業者、団体との調整、根回し
・ 対処法
短期的なもの(やっつけ仕事や急に上司に振られた仕事、雑用等)は、そつなくこなすことで評価が上がる→付箋管理でタスクが完了すると捨てることで達成感を持つ
中期的なもの(数週間から数ヶ月かけてする仕事)は、クリアフォルダーに資料をファイリングして、外から見えるように机に立てるなどして忘れないようにする(私は、クリアフォルダの外にマスキングテープを貼ってタイトルを記載しています)。
長期的なもの(半年から一年くらい)は、厚めのチューブファイルを用意することとデータ化したものをPCに保存、又はノートを一冊用して書き溜めていく。
• 官僚の情報共有について
スケジュールについては、あまり細かいと共有用としては実用的ではないので週単位で何をするか、どこにいくかをチームで共有
定例的な業務については、誰でも見ればできるようなマニュアルを作成しておく
今日はここまで、皆さんのお役に立てれば幸いです。ちなみに私は、短期の仕事の付箋管理やスケジュール管理アプリを使ってチームの状況を確認したりしています。
また、私は午前中はゴールデンタイムとして、企画や創造力を要するような頭を使うような仕事(頭悪いので時間がかかりますが)を午後からはどちらか言えば、単純作業のような業務をすることでメリハリをつけるようにしています。この考えの参考にしたのは、樺沢紫苑先生の以下の本です。
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術
いつもご覧いただきありがとうございます。これからも、読書で有益なものがあればご紹介できればと思います。また、継続して書く励みになりますので内容に興味がある方、参考になった思われる方は、スキボタンをクリックいただければ幸いです。