子どもに作ってもらう
いままでは、自分の好きで作ってきた空箱工作。
さすがに2時間で、子どもにこれを教えるわけにはいかない。
教室は、サーキットの街スズカにある。
『F−1』も考えたが、こっちはトリにとっておく。
ホンダが作っているもう一つが飛行機。
某社の旅客機は幻になったが、こちらは好調らしい。
「ホンダジェット」
小さくて簡単と思ってすぐの試作機を作ったが。
なんか違う。
写真を見て、スケッチだけでは限界がある。
ネットで完成図を見つけて、TTP(徹底的にパクる)
そこから、型紙を起こして子どもたちにも。
アルフォートの空箱で切ってみた。
試作機の完成。
型紙も準備した。
アルフォートの空箱は、20個以上準備。
意気揚々と、第1回SDGs工作「ホンダジェット」のスタート。
小学校1〜4年生が15名参加。
空箱の裏に部品図を写すのに時間がかかる。
中には、型紙の上から油性マジックで空箱に転写しようとする子も。
あわてて、画用紙で型紙を作る。
型紙のまわりを鉛筆でなぞらせる。
やっと作業がスピードアップ。
次は、機体を丸めるところ。
特に先っぽは、円錐形。
これをきれいに丸くするのは、コツがいる。
機体の部品を徐々に丸くしていく。
しかし、空箱のボール紙は固くて折れ曲がりやすい。
そこで機体の部品を「しごく」
子どもたちは「・・・」
実際にやってみせる。
曲げたい部品を机の角に当てる。
角度は45°
上から下へゆっくり押し当てる。
少し部品が丸くなり出す。
最後は、筒状に仕上げる。
機体の次なる難関は、断面が三角おにぎり型。
底面を平にしながら、のりが乾くのを待つ。
その間に他の部品をどんどん作る。
水平尾翼と垂直尾翼のは互いにハサミを入れて十文字に組み合わせておく。
部品が出揃った。
あとは、組み立てるだけ。
子どもたちもよく頑張ったが、
やはり時間が足りなかった。
最初から型紙を切り出しておけばよかった。
タイムオーバーは3人くらい。
講座中は写真を撮る時間もなく、
大あわて片付け。
初めて、子どもたちと一緒に作った。
子どもたちの集中している時のシーンは、本当に心地よかった。
反対にざわつくのは、「わからない」「できない」「つまらない」と
つぶやきが増えること。
次回は、もっと集中して取り組めるように、
準備にも力を入れること。