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モデルさんを連れてきた  5/66

なんとなく、最初からイメージはあったけど。
キャップだけで表現できるか?
これがイメージの広がりに
ブレーキをかけていた。
本棚で見つけたフィギュアが、
イメージに質感をくれた。
写真やイラストにない手ごたえ。
360度眺めて、触ってみる
小さい頃、嫁さんが子どもに
買ってやったフィギュア。
ガチャポンだろうか、ゴジラが3体。
そのうちの完全体は、これだけ。
しっぽの太さや首周りを調整しながら、
モデルを前につながった姿をイメージする。

どんどん浮かんでくるのは、
クリアすべきこと。
尻尾と身体をつなぐべきか。
その前に下半身を作るべきか。
腕は、手の造形は。
足は、足の造形は。
キャップの形を生かすか
モデルに似せていくために
細々と細工をするのか。
細かい部品をくっつける接着剤は。
グルーガンは、
多分くっつかないだろう。
安易に使いたくない。
それに熱いから。
芯の針金が途切れたから、
下半身の骨格はどうするのか。

たくさんのキャップとモデルを前にして
次々と湧き上がってくる「〜か」「〜は」を
とにかく書き出してみた。

幸いなことに
「キャップゴジラ」を作っているところには、
1週間に一度しか行けない。
自宅からこの場所まで片道1時間強。
電車に揺られ、駅から自宅までは20分歩く。
ゴジラ以外のやるべき仕事も抱えている・
だからこそ、ゴジラだけに煮詰まることなく
毎週フレッシュな感覚で向き合える。

講座をさせてもらい
(子どもユーチューバーや高専受験)
講座以外のために時間と場所、工具
そして、ペットボトルキャップを
提供していただき本当に感謝である。

もちろんこの経験は、
子どもたちの工作教室へフィードバックしたい。

多くの選択肢のかなから、
次は。




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