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できないものたちのヒーロー

「丸出だめ夫」
できないものたちのヒーロー。

昭和40年代、一番のダメ主人公と言ってもいいのではないか。
そのダメさ加減をほとんど記憶していないが。
実写化、アニメ化もされた。

ノーベル賞が取れそうで取れない天才科学者の父と二人暮らし。
だめ夫は、その名の通り何をやらせても、まるでダメ。
しかし、心優しい小学校4年生。
父親がだめ夫のために作ったロボット。
だめ夫の教育用のはずなのに、丸出家の家事担当になってしまう。

具体的なストーリーはほとんど覚えていないが、
毎回だめ夫の失敗で終わっていた。
そのだめ夫を励ます、父親とボロットにシンパシーを感じていた。
どうしようもない主人公が、毎回一生懸命努力している。
しかし、もう少しでできそうなのに、
なにかしらの失敗でパーになる。
落ち込む、だめ夫。
ボロットと父親がなぐさめる。
毎回同じパターンながら、心に響くものがあった。
どんなダメダメでも、親が、大人が、仲間が助けてくれると
信じることができるまんが。

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