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サザエさんが終わる日

日本の平均的な家庭を舞台に
笑いや涙をお茶の間に提供してきた「サザエさん」
「ちびまる子ちゃん」とともに
日曜日のホッとする時間を提供してきた。

休み明けの会社や学校が憂鬱になるスイッチに
「サザエさん」が指名された。
サザエさん症候群。
最近は、あまり聞かないが。

日本の家族構成は、
サザエさん以降急速に変化をしていく。
それが、まんがにも現れてくる。

家付き、カー付き、ババ抜き。
ドラえもんが出てきた。
夫婦と子どもの家庭。
親が面倒見きれなくなった子どもを助ける存在。
猫型ロボット。

地球へ捨てられた赤ん坊が、
地球を救うヒーローに。
成長して世帯持ち。
家族を守るために戦い続けていつしかおじいちゃんに。
地球にいると新たな敵がやってくるので天国へ。
おじいちゃんになったスーパーヒーロー。
ドラゴンボールは、悟空の子孫の代へ。

家庭のカウントが夫婦世帯より
1人暮らしが上回った。
家庭より個人の結びつきが大切。
仲間の時代に入った。
家族さえ敵になる状況で、人より抜きん出た能力で生きてきた。
しかし、一人で生きていくには、難しい。
同じ志の仲間が、海賊旗のもとに集まって冒険の旅に出る。
ワンピースの時代。
延々と続いてきた仲間との旅もそろそろゴールか。

理不尽な家族との別れ、生き残った妹を守りたい。
たった一人で始めた戦いから、仲間のもとへ。
しかし、仲間からの白い目で見られ、仲間と認められない境遇。
戦い、戦い抜いて仲間から認められていく。
最後まで認めてくれない仲間もついに。
いよいと映画での完結が迫る。
鬼滅の刃。
アニメならではの魂を揺さぶる瞬間を期待している。

鬼滅がコロナ禍の物語なら、
コロナ以降、世の中に溜まった思いが、
呪いになった。
その呪いを払ってくれたのが、「呪術廻戦」

呪いと宇宙人のコラボが始まった。
呪いと宇宙人のコラボ&オタク高校生のコメディ。
KEN  TAKAKURAの名前は、海外のアニメマニアにも。
ダンダダン。

昭和から令和まで、ずっと続くと思っていたことが
いつしか形を変えている。
その兆候を知りたければ、ヒットしているまんがと
延々と続いているまんがを読むといい。

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