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鈴鹿といえば、F-1
子どもアイデア楽工
サマースクール企画
SDGs工作最終回は、F−1カー。
本物のレースは4月に開催。
大きな話題になった。
子ども達は、あまりピンときていない様子。
地元に名物に興味を持って欲しい。
これは、空箱工作を始めた頃の作品。
ボディ先端の白地に真っ赤な日の丸。
シンプルなカラーリングが印象的。
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子ども用に、試作してみてびっくり。
車高が低くホイルベースも長い。
スケールが違うけど、スタイリングの進化ははっきりわかる。
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今回は、写真を見ながらパッケージを切り出す。
完成したら、バラして型紙にフィードバック。
当日は、型紙を空箱の裏にあててパーツの線をかく。
タイヤは、空箱の側面がちょうどピッタリ。
紙ストローと竹串のシャフトにタイヤをはめて車輪の完成。
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小学校1年生から4年生までの13名を4つの机に分ける。
型紙、スチロー、竹串、セロテープ、カッターマットを各テーブルに分ける。
手順は、
空箱の裏に型紙を使って、パーツの線をかき入れる。
「1」を切り出す。両側を曲げてシャーシを作る
ホイールを4個切り出して、空箱側面を半分に切ってホイールに接着する
紙ストローの中に竹串を通してからタイヤをつける。
シャーシの切り込みに車輪をはめ込む。
これで、下回りの完成。
「2」「3」のパーツを切り出す。
先頭の軸受は、シャーシの前の軸受と合わせておく。
ここで下回りは完成。
「2」はボディー。ハサミの背で何本も軽く筋をつけて、
あとは指で徐々に整形をしていく。
本物のボディーの整形も手作業あることを子ども達に伝えた。
「本物と同じ作業だよ」って
ワンオフであることは、変わりない。
ボディができたら、「1」のシャーシにのせて固定。
ここからは子どもの想像力に任せる。
フロントのウイングは、「4」
運転席後方のカバーは、「3」
リヤウイングは、「5.1」
しかし、この形にする必要はなく
「自分たちの好きな形、ここまで出来上がった車を
もっとカッコよくするパーツをつけて」
と突き放す。
アイデア楽工に来ている子達は、
ここから目が輝く。
使う予定のなかったキラキラのプラ包装も
使って仕上げをしていった。
空力特性無視のゴテゴテしたF1カーも完成。
大人のイメージや常識にとらわれない発想は素晴らしい。
しかし、F1カーがどんな目的の車であるか。
子ども達に伝わっていなかったことが心残り。
300km以上のスピードで、曲がりくねったコースを走り抜く車は、
どんな形にすると速くなるがろうか。
この一言を伝えておけば、きっとシンプルなデザインを
考えただろう。
アイデア楽工での空箱工作は、これで終了。
また、どこかでチャンスがあれば子ども達と一緒に作ってみたい。
もっとバリエーションを増やして。