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バッテラ食べたい

魚が嫌いで、お寿司もイクラかたまごの二択
最近は、それなりに食べるようになった。
しかし、鯖は苦手。

名人を祖父に持つ、中学生二人。
将来有望な女の子と
祖父、父の前に
萎縮している男の子。
ひょんなことから、
バッテラ作りに取り組む。
江戸前のお寿司屋さんでは
縁のない鯖の押し寿司。

関西で、安く手に入ったコノシロを
型にはめて押し寿司にしたものが「バッテラ」
「バッテラ」とは、ポルトガル語で小舟。
コノシロが獲れなくなって、値段が上がる。
そこで、値段の安い鯖が代用されるようになったとか。
鯖の身を薄く切るのは、なかなか難しく
こんにゃくで練習を重ねる。
苦労の末に、バッテラが出来上がる。

祖父と父に見守られながら、「バッテラ」をお客さんに食べてもらう。
「美味しい」の一言で、
これまでの苦労が吹きとび、職人としての喜びに目覚める。

「バッテラ」
関西出身の母親が故郷を懐かしんで、よく食べていた。
「食べてみる?」
と誘われても全力で遠慮をしていた。
一口くらい食べてもよかったかな。
23日は、母親の祥月命日。
そんな日にこのまんがに出会えたのも何かの縁。
明日は、関西方面に行くから「バッテラ」あるかな。

「江戸前の旬」毎週楽しみにしています。

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