縁
今日は祖父の一周忌だった。
祖父が亡くなってからの一年を振り返ると、育児・仕事に追われ(妻に育児はそこまでやってないだろと言われそうだが、)、あっという間に時間が過ぎていった印象だ。
そんな中、今日の一周忌にてお経を唱えてくださったお坊さんからハッとさせられる言葉を言われた。
『僧侶がお経を唱えることで故人を極楽浄土へ導くことができるわけではない。お経を唱えることで故人と仏様の縁を作り出し、そして現世の人々が法要を行う(故人を偲ぶ)ことで、故人を極楽浄土へ導くことができるのだ。』
私はこの言葉を聞いて心に刺さるものがあった。過ぎ去る日々の中で、自分は人に対する想いを疎かにしてしまっていたと感じる部分があったからかもしれない。
日常的に自分の身の回りにいる人を想うことで大切さに気づくことができるのではないか。
失ってからではもう遅い。身近な人への感謝をたまには立ち止まって考えようと思った日だった。
tam