【原付日本縦断#番外編】日高町〜日勝峠 絶望の早朝峠越え
地獄の始まり
結局野宿では一睡もできず。
寒さもそうですが、風の音がなんだか不気味で心細く眠れませんでした^^;
もうここにいてもしょうがないと、朝4時から走り出し早めに目的地に着こうと決めたのでした。
ガソリンを入れてから走ろうとしたのですが、もちろんどこのスタンドも閉まっており、、、。
まあどうにか次の街で入れれば、という安直な気持ちで走り出しました。
まさかこの判断が最悪の事態を引き起こすとは。
立ちはだかる壁、日勝峠
さて日高町を出てすぐ日勝峠へと誘われました。
納沙布岬へと急ぐには、このルートしかないようです。
この峠、厳しいことは下調べで分かっていました。
実際に走ってみるとほんとに厳しかったです。
何度も現れる積雪、スリップ注意の文字。
どんどん高くなる高度。
ガソリンスタンドがある清水町までは後40km。
頼む、ガソリン持ってくれ!そんな気持ちで走行していました。
そして恐れていたことが現実になる
頂上に向けてどんどん険しさを増す道。
そして景色もドラマティックに展開していきます。
そんな中、エンジンにばらつきが出始めました。
そしてついに止まってしまいました。
最悪だ。ガス欠だ。
どうにかなると思っていた自分が情けなく、自己嫌悪に陥りました。
日高町でガソリンスタンドが開くまで待っていればこんなことにはならなかったはず。
しかし今更考えてもどうにもなりません。
どうしようか考えた挙句、紙にSOS ガスを分けていただけませんか?と綴り通る車にアピールすることに。
しかしほとんどが大型トラック。
彼らも先を急がなければならないお仕事ですので止まってくれません。
そして僕は途方に暮れました。
頭をフル回転させて
どうする?どうする?
どうにか日勝峠の頂上までは騙し騙し来たもののもう完全に燃料が底をつきました。
そんな中思い出したこと。
そういえば任意保険に入ってたな、
僕は急いでカブのリアボックスを空け、保険の資料を手に取りました。
すると、ガス欠は保険期間中一回のみ応急作業サービスが付いていたのです!
藁にもすがる気持ちで電話。
オペレーターの方にスムーズに対応していただき、なんとかガスの補充をしていただきました( ; ; )
猛反省
結局無駄に時間と労力を使ってしまいヘトヘトになってしまいましたが、全て自分の責任です。
旅は余裕を持って、北海道は厳しいからしっかり対策する。
この基本が抜けていました。
皆さんも北海道ツーリングの際はくれぐれもお気をつけて、、、