アマプラで『水曜日が消えた』を観た
おとといの夜、最近ハマってる500円のワインを飲みながら『水曜日が消えた』を観ました。
Twitterで面白かったと見かけて気になっていたやつ。
あらすじを簡単に書くと、主人公(中村倫也)が子供の頃に事故にあい、それから月曜〜日曜まで曜日ごとに7人の人格を持つようになる。
月曜日は音楽好きのヤンチャだけど、火曜日は目立つ特技もなく、他の曜日がやりたがらない雑用をやる。と性格もみんな違う。
毎日人格が切り替わるわけなので、火曜日の中村倫也が眠り、また目覚めるのは1週間後の火曜日が普通なんだけど、ある日起きたらいつもの火曜ではなく水曜なことに気付いて…
って話。
大どんでん返し的なサスペンスを期待するとガッカリするかもだけど、ほどよい謎はラストまであったり、気付いた人にしか分からない伏線(鳥の数とか、先生の大きくなったねとか)もあり、個人的にはけっこう楽しめた映画だったなぁと。
他の人のレビューを見ると多かったのが、もっと他の曜日の中村倫也も見せて欲しかったの声。それはたしかに。
でもラストに少しずつではあったけど、ちゃんと7役を演じ分けてるのがパッと見ても伝わり、中村倫也すごいじゃん!ってなったな。
エンドロールの付箋でのやり取りもほっこりしてよかったです。
最後に。謎解きでも考察でもなくて個人的な感想でしかないんだけど、事故にあう前のいわゆる"元の中村倫也"は消えたわけじゃなくて、もしそのまま成長したら月曜〜日曜のどれかの中村倫也になってたのかもなって。
僕たちだって思うじゃないですか。
小学生で野球やめてなかったら甲子園行ってたかもなとか。
バンドやめてなかったらプロになって今頃カラオケの印税で飯食ってるかもなとか。
それこそ小学生ぐらいならその後の過ごし方で性格だってガラッと変わってもおかしくないし、7通りの人生の形って思ってみるとなんかいいなぁってね。
1週間でいいからどういう7人の自分がいるか見てみたいな。
それ以上続くのはちょっと嫌だけど。
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