追体験をバーチャルで!
ヴァーチャルの面白さの一つに、追体験ができることってありますよね。
追体験「他人の体験を、自分の体験ときて捉え直すこと」
先日書いた中で、ボディシェアリング(あの時は、ボディシンクって書いてしまったかも)という言葉を出したけど、こちらは他人の肉体的な動きを、脳波で追体験する研究でね、ホントにマトリックスに近い感じで、医療とかに役立てようという話でした。どうもイーロンマスクもこの領域には興味があってデータ収集のために、Twitterを買収したとか、しないとか…
まぁま、その真偽はともかくね、何かの事件が起こったまさにその場の追体験をヴァーチャルなら出来るのは確かだよね。
と言うのが、昨日連れて行ってもらったタイタニック号のワールド。ここでは氷山の激突から沈没までを追体験できてしまうんです。(フィジカルだったら決して嬉しくないけどね…)
与えられた時間は30分ほどで、その間に乗り合わせた色んな立場を自分なりに想定して行動することで、生き残ることができれば、船と運命をともにすることまで、すべて体験できてしまいます。
スポーンポイントから、タイタニックへの各所へ行けるようになっていて、実際の沈没に合わせてその場所が変化してきます。最初は船底へ行ったらいきなり水が入ってきて溺れてしまったりね。ヴァーチャルでも、私達は人間なので息してかないと行けなくて…
あと、スポーンポイントにはこのワールドの楽しみ方が英語だけど色々と書いてあるので参考にしてみるのがいいと思います。ほんと、自分が何を追体験したいかで楽しみ方が大きく変わってくると思います。
これは、船🚢が沈没する(絵文字で船と打ったら出てきたのが、タイタニックぽいのはご愛嬌だけど…)過程をほぼその時と同じ形でunityで再現しているワールドなので、あとはその中の人としてロールプレイすれば、その人なりのタイタニックを追体験できると言うことですね。
某映画のその役になりきって動くのもよし、早々と逃げてゆっくり眺めるのもよし、あの時のあの場所はどうだったんだろうと体験するのもよしってことです。
ここがうまいなって思ったのは、船の運命は定まっていると言うこと。だから、変えられるのは自分の行動だけで、その体験は行く通りにもできると言うこと。これ、キャラクターを出して、それとのやり取りで運命が変わる仕様だったら面白いかもと思いつつ、そこまでやったら結構重いな〜って。ヴァーチャル世界でがっつりゲームをやりたいわけでも無いので30分ぐらいで終わるのはちょうどいいなって思った。
あと、歴史の勉強にもなるし、検証とか研究にも使えるんじゃ無いかな。
ただ、何人かで遊びに行ってそれぞれの立場を楽しむと言うのはあるよね。
あと、ヴァーチャル世界に常にいるキャラの問題もあるかな。以前からヴァーチャルの世界には人の気配がしない問題というのがあるけど、逆を言うと、ヴァーチャル世界にのみ存在する人と言うものがないから仕方ないと思う。アニメーションで動かせる人がいるワールドはあるけど、それはやはりあくまで人形なので、フィジカルを持つ私たちには何となく違和感が感じられてしまうもの。
今、AIが進んでいて、イラストや動画で色んなものを作れてるけど、やっぱり見ていて何となく違和感って感じてしまいますよね。だから、AIのヴァーチャル上のキャラが出てるくのは時間の問題だろうけど、ちょっとコミュニケーション取ったらフィジカルがあるか無いかはわかってしまいそうだよね。
タイタニックはそんなことを考えさせるワールドでした。これ以外にも歴史上の出来事を再現したワールドはたくさんありそうですね。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?