3Dモデルが求められているよ〜
時事ネタといえば、時事ネタなのかな〜
「BOOTH 3Dモデルカテゴリ取引白書」というのが1月31日に掲載されていて、私のTwitterのタイムラインにも流れてきました👀
これを読むと、2021年と2022年の比較でも、3Dモデルの売上高が1.5倍以上、注文件数も約2倍と、この一年のメタバース関連が大きく成長したことが結果として読み取れるものになっていました。ただ、あくまでこれは、Boothのみの数値なので、個人間で依頼販売をされているケースや、各種アバターマーケットなどへ範囲を広めていくと、全体的に大きな市場に成長🌵しているんだと思います。(この記事の内容も、あくまでBooth視点なので、3Dモデルカテゴリでこんな取り組みをやってきたよという分析のされ方ですね・・・)
ここのところ、私がメタバースってユーザーエコノミーにならないかなっていう話をしているんだけど、この一番の近道がこの3Dモデルの世界なのかなと思います。なぜなら、手間と時間をかければ資金がなくても比較的容易に参入しやすいし、アトムの物体に比べると3Dモデルの対象範囲はとにかく広い。(なんでもありともいえそうだけれど、ある程度の秩序は必要だと思う)なので、短期間で白書にあるくらいの成長ができたと思いますね🐉
特にこの一年で「比較的容易になった」というのはあると思う。この背景にはVroidStudioとVRChatとClusterが大きく貢献してるのは事実。だれでも。根気さえあれば3Dモデルは作ることができるし、ユーザーが増えたことで自分だけのアバターを作りたいって需要も大きく広がったよね。Clusterでも2月25日からアバターマーケットが開催されるので、そのためにBlenderを覚え始めた人が多いことも感じています。(やっぱり個性的なものを作ろうと思うとVroidStudioでは限界があるから・・・・特に人型でないものはね)私の周りでも、今回のアバターマーケットに出店予定の人がものすごく増えている気がする🙄
この流れは、面白いなーって思ってます。というのも、サービスのプレイヤーが一方的に課金されるのではなく、「作る」という能力(アビリティー)を身につけたことで、対価を「得る」ことが可能になったからです。これは、イベントも同じですよね。イベント開催がボランティアにとどまらずに済むのは「投げ銭」的なものが存在するから。しかも、それが好意や憧れとして行動されているのが素晴らしいと思います。一種ゲーム内でお金を貯めて買い物をするという行為に近いんだけど、半経済的な存在として利用されているので、これは一つのユーザーエコノミーと言えるんじゃないかしら。
ただ、これからを考えたときには、質の問題が出てくる可能性はあるかも。誰でも簡単に手を出せるということは、ものが溢れてくることにもなるので、プレイヤーが増えれば増えるだけ、売れなくなってくる。そうすると、売るもの自体に何かしらの魅力が必要となってくるので、ある程度のアビリティー能力を持った製作者というのが、これからはどんどん明確になっていく気がしています。それは、アバターだけでなく、アイテムも同じかな。年初にちょっとした経済誌で、20年代後半には若者の消費の割合がリアルに対するものからメタに対するものへ移行するという話が掲載されていけど、ほんとそんな感じを受けます。
ここまでは、売れるという表現をしてきたけど、売れるというよりはそれぞれができること(アバター制作だったりイベント開催だったり)で汗をかいてその対価を別の形(それがアバター購入だったりイベント参加だったり)と交換しているイメージの方がユーザーエコノミー的にはあっているかな。昔のギルド⚖️な感覚なので、経済至上主義に対する一つの回帰みたいなものなのかも。
そうそう、忘れちゃいけないのが、私たちが日常身を置くワールド🌎自身も作りやすくなっている分、居心地の良い何かがるワールドの選別は進んでいくと思う。また、イベント🪅のあり方もまだまだ可能性は無限だと思う。DMT祭が今開催されていてこちらもこれからどんどん出てきそう・・・。あと、まだ私たちが気づいていない何かが数年後にはブレイクってことが十分あるよね〜
ユーザーエコノミーはまだまだこれからって感じですね〜
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