雨の箱庭
こんにちは、たもんです。
一つの企画が終わってスッキリしたので、ちょっと思いつくままに書いていこうと思っています。
そうそう、年明けに読んだ本で、一冊の本を作るには8〜9万字必要で、1日1500字ずつ書くと約2ヶ月でその原稿ができるという話を聞いてから、「毎日1500字ずつ書いたらどうなんだろう」と試しているのが今です。(あっ、ただ複数媒体で書いているのでnoteだけではないんです。)
今日は、よく私の記事の中に出てくる「雨の箱庭」について徒然と・・・
このワールドですが正式名称は「雨の箱庭 ver1.3 D4ECEE」(verのところはゆっくりアップしているので、執筆字時点)といいます。後ろの部分はちょっと変わった名前ですよね〜
ここは、他でも書きましたが私が一人で作業している時によく滞在しているワールドです。元々は、22年4月〜6月に開催されたCubeの中の世界再び再びというイベントに出展されたものです。このイベントは全体が10m✖️10mのCubeのワールド作り、各審査ポイントを投票し賞を決めるイベントでした。(23年も行われるかな?)私は、このイベントの裏方をやっていたので、出展ワールド全ての紹介をtwitterでしていて、その時にここを知りました。
この10m四方のワールド、初めて入った時がいちばん想定外な気がしています。あえて写真は掲載しませんので、まずは入ってみてください。
雨の箱庭は「春のさわやかな空」を私はイメージしています。春の雨はゆっくりゆっくり静かに降り続けます。冬のような暗い空でもなく、夏のようにいきなり強い雨が降るのでもなく、時間と共にゆっくりと過ぎていきます。気がつけば、「あっ、雨が上がっていた!」そう、ここでは天候が時間と共に変わっていきます。一番上から全体を眺めるのがおすすめです。
Cubeの世界なので、構造体は正方形のCubeが基本になっています。これ全てきちんと測って作られたそうで、ギリシャの神殿を私はイメージしてしまします。そういえば、色合いもなんとなく地中海ブルーな感じですね。
私が気に入っているのは、ここのいちばん上に立って空の蒼さや、刻一刻と変わる天気、ゆらゆらと舞い上がる新緑の葉を眺めてることでしょうか?(ちなみに全く動いていない時には、中の人は作業に没頭していることが多いです。話しかけられると、たまに気がつきます)
壁のところにはエレベータがあります。製作者の七種あきのさん曰くこのエレベーターに一番こだわったとのこと。1階の入り口にあるボタンでエレベーターを呼び出せます。スーッとエレベーターが上がってきて到着すると扉が開きます。エレベーターの扉もガラスのように美しくて仲がしっかり見えます。乗りこみボタンを押すと、今度はエレベーターが下に下がっていきます。
もちろん、下がったら上がることも可能です!同じように、エレベーターがいなければボタンを押して呼び出せばいいです。
階の移動はエレベーターだけでなく、cubeの回廊をまわっていくことも可能です。この回廊が遺跡巡りのようにも感じるのが、地中海ぽさにつながっているのかも。この回廊をさらに巡っていくと、中二階も存在してそこからは別の世界へ移ることも可能です。どこへ移るかはお楽しみで。
上の世界が空ならば下の世界は海の世界です。海の中なので雨こそ降ってはいませんが、海面を通した光が柔らかく差し込んでいます。ここでは、水が様々な姿を魅せてくれます。水流を活かした現代アートのようです。水の柱や地面に水が流れ込みなど、ここに居ると清められる感じがします。
どちらの世界にもあるのが、この不思議なCube。幾何学的に幾層にも重なって、時間が過ぎるのを忘れそうです。ここがメタだからいいけれど、リアルで手を突っ込んだら危険なのはいうまでもありません。VRで入ってずっと眺めていたら目が回ったのはナイショです。
このワールドでひとつだけリクエストしたことがあります。それが、ここの象徴的なピアノです。白い空間に黒々と光るピアノの姿がすごく良くて、弾きたいなーと思っても弾くことができませんでした。ちょっとこのことを呟いたところ、あきのさんが特別にって、弾けるようにしてくれました。ちなみにここのワールドBGMは蒲鉾さちこさんの「新緑芽吹く頃」という曲で、ピアノの動きもそれに合わせています。この曲が聴きたくてこのワールドへ来るのも理由の一つですね。
そして、このワールドがver3になりました。
こういうコラボが生まれるのも楽しいところですよね。
さて、最後に冒頭でさらっと触れた「後ろの部分は変わった名前」分かりましたか?答えはこちら!
また、このワールドの季節が来るのがちょっと楽しみになってきました。リアルはコタツ、メタは新緑なたもんでした。