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私のエンジンのかけかた - ハッタリをかます

今日は何を書こうかな〜とnoteアプリを開けた瞬間に見つけたこのお題。私なりのやり方があってなかなかうまくいくんだけど、身の回りにいる友達には少々言いづらいことなので、こそっとnoteに書くことにする。

そんなすばらしい方法をどうして周りに言えないのかというと、まぁ端的に言えば、嘘をついちゃってることがバレるから、ですな。口が達者な私は周りから「いつも何かチャレンジしている人」「自分に厳しい人」なんて見られるようだが、それもそのはず。私がやってるふり、つまりハッタリをかましているからだ。キャッ、言っちゃった。

そんな恥ずかしい裏側を公開するのもどうかと思うが、効果があり過ぎるので皆さんのために書いてしまう。方法はこちら。

まず、興味あることが出てきたら、とりあえず数週間ググってリサーチしてみる。多くの興味はその数週間で薄らぐが、「もっと知りたいかも!」と興味が続く場合もある。そういうときは、とりあえずその勉強を始めるなり、行為を実践するなり、アプリを課金するなりして、それが生活の一部であることにして、早々に周りにそれを宣言してしまうのだ。「私、今〇〇やってるんだけど、めっちゃいいよ!」「今〇〇始めて効果抜群なんだ〜」なんて感じで。そうすると多少なりとも興味を持ってくれる友達は「詳しく教えて」と聞いてくるので、それに答えられるようになるべく、さらに実践を続けて、やり方を簡単になら説明できるくらいのレベルまで無限大に頑張る。ええかっこしいの私の常套手段だ。

・・・ドンびいてる?すみません。

言い訳するつもりじゃないが、何かを極めたかったら人に教えること、という教えは多くの教員の知り合いから聞いたことがある。私が尊敬する大学の教授は、博士課程を出て、少なくとも自分が勉強してきた分野は完全に理解したつもりでいたけど、生徒に教えることによって自分が理解していないことがたくさんあると気づいた、と言ってたっけ。

私の場合は教職には就いていないが、このnoteで読書記録を残すようになって、読んだ本への理解が深まったとは自信を持って言える。読了した後に分かった気でいても、読書記録としてここに書いていると、「ん?でもこれ辻褄合わなくない?」と戸惑うことがよくあり、それはたいていは私の勘違いや抜け飛んでいる部分に起因する。ただごくたまに著者に対しても同じ感想を持ったりする。つまりアウトプットを通して突き詰める習慣がないと、いつまでも学ぶという行為に酔いしれた自己満足の塊な自分が出来上がるということだ。

偉そうなことを書いたけれど、やっぱり周りによく見られたいってのが大きいよね(笑)。「へ〜すごいね〜知らなかった!私もやってみる!」と言われると、嬉しくなる。キャバクラに通って女の子たちにそういうお世辞を言われて大金を落としていくすけべオヤジ、失礼、男性の気持ちが分からないでもない。

ハッタリの例としてあげるならば、投資関係などかな。たとえばビットコインなんかは自分でとりあえずやってみて、アドバイスこそしないものの、長年やってるふうに語ってしまうことはある(恥)。前回投稿した私の投資スタイルに嘘はないが、読んでもらえたら分かるとおりまるで長年やってるかのような語り口だ。ここで謝っておく。あそこに書いたいくつかは過去1、2年しか実践していない。

数週間前には財務省が発行するI-Bondという長期国債を購入した。この国債はインフレ率に合わせて利率が推移してくれるので、非常時の貯金の一部として活用するのがいいとの記事を読み、それに共感して数週間リサーチをした後で1万ドル分購入した。数週間しか保有していないのに数年保有しているかのように語ったのは想像がつくだろう。でも私みたいに「どうしよっかなー」と何年も悩んで何もやらないタイプは、自分にプレッシャーを与えてリサーチをして、さらには実際に経験をするステップとして、このハッタリは必要不可欠だと思っている。いわばプレッシャーがガソリンとなり、その起爆剤に触発されて、慌ててエンジンをかける。

もう一つの例は、おすすめアプリ。いろいろな記事を読んで購入を決めるアプリだが、昔は無料期間が終わるとそのままほっとくアプリが多かった。でも最近は周りにおすすめすることで、課金してさらに使いこむようになった。生産性が上がるアプリを使い込むことによって、日々の暮らしが充実するわけだから、言い訳を作ってそんなすばらしいアプリを見ないふりをするのはもったいない。「2021年買ってよかったもの・サブスク編」の記事でご紹介したNotionやReadWiseはまさにこのカテゴリー。

https://note.com/tamomomo/n/nbcb6c1e8da62


無料期間が終了し、そのままなんとなく迷いつつも忘れたふりをして、日々ダラダラとオンラインゲームとかしていたのだが、周りに「このアプリいいよ!」と声高にアピールしたせいで、「やばいやばい」と購入し、さらに使い込んで今がある。使い込む過程でそのアプリに対してだけでなく、特にNotionやReadwiseは使用するために学んだ内容を記入しないといけないわけで、否が応でも勉強をしなければならない仕組みとなった。

さて、この「エンジンがかかった瞬間」のコンテストでやる気あふれる皆様の記事に触発されつつ、堂々と「ハッタリかましてます!」と言い切る私ってどうなの?って話だ。いいのいいの。「学びかた」「How To Learn」は私が極めたいなぁと最近感じている分野で、ハッタリをかましてエンジンをふかす方法はその一部だと思っている。そのプロセスについてここで書いちゃえば、読者の皆さんからの「その後どうですか?」の質問に回答するためにも実践量を増やさなければならない。だからそのプレッシャーという名のガソリンをいただくために、この記事の公開ボタンをポチッと押して、エンジンをかけるのだ。


#エンジンがかかった瞬間

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