窓を開ける -noteカメラ部活動日記-
noteカメラ部第2回の活動場所は、秋の箱根。
楽しかった思い出は早めに書き留めておかなきゃなぁと思いつつ、なんだか季節はもう冬に入りかけているよう。
活動内容は他の方々のレポートを参照いただくことにして、私は学んだことなどを。
前回、単に「絵になる絵」を切り取っただけでは人に変化をもたらす写真にはならないということを痛感した。(それまでは正直なところ、ものを言うのは構図だろうと思っていた)
写真にはその瞬間を切り取るにいたった経緯が必ずあるはずで、それが抜け落ちた物語性のない写真は他人の心も、自分の記憶すらも通過していってしまう。
だから今回は、構図だけでなくストーリーも一緒に伝えられるような、そんな写真を撮りたいと思っていた。
▲箱根湯本駅近くのお饅頭屋さんに並んでいた温泉まんじうたち。
▲芦ノ湖に差す午後の陽光と、透けるすすきの穂。
▲大涌谷にて。カメラのジオラマモードで撮影したら、水蒸気で曇ったようになった。もう少し右にピント合わせればよかったかなぁ。
▲芦ノ湖には海賊船も出没する。すごい人が乗ってたけど、湖畔からぼーっと眺めてるのも結構よかったです。
ロープウェイ降りてすぐ、湖と船が見えるとテンションが上がるね。
▲芦ノ湖に浮かぶボートで、何かを釣っている人。ここにも生活がある。
▲正直、紅葉はまだ先という感じでした
▲名物の黒たまご。頭を割ったら、冬の夜空の星座みたいになりました。
前回と同様に、各自おもいおもいに過ごしたあと、箱根湯本駅近くの喫茶店でプレゼン。
写真家(プロアマ問わず)のみなさんの話を聴くのは、本当にためになる。
中古のレンズはどういうところで買ってるかとか
星空を撮るには特大のレンズ(レンタルできる!)がないといけないとか
動物を撮るのが結構難しくて、望遠が必須なこととか。
そして今回みなさんが見せてくれた写真は、発想はもとより超絶技巧な感じのものも多く(紅葉とかを入れたダイナミックな構図の写真が多かったからかも)、「良いカメラだとこんな写真が撮れるんだ…!」って驚く。
「良いカメラ」=狙った一瞬を逃さず撮れる、っていうだけでなく、
没入感が出るとか、そもそもたくさんの情報がピンボケせずに同居できてる、とか。
たぶん、ランクの違うカメラだと、覗いて見える世界が変わるんだと思う。
ファインダーは新しい景色への窓みたいなもので、手に持ってみて初めて、見える世界があるんだと思った。
別に今の機材に何も不満はないのだけど、ものすごく高いレンズや本体を買う人の気持ちがちょっとわかった気がした。
がんばって望遠を買いたい。