無題 003
願えば叶う。
日々の思い込み、やがては無意識に沈んでいくもろもろについて、
私は無頓着がすぎる。
本当に偶然にすぎないことの積み重ねが今の自分の意識としてあり、
必然だと感じていることはすべて、私の中の無意識としてしか存在していない。
小さな木々を見ている間は時間が止まる。
意識と身体は彼らの流れにのまれる。
生きなければと思っているときの自分、
生かされていると感じているときの自分、
入れ物は同じでもその内の時空は全くの別ものだと思う。
これまでに生まれ消えていったひとたち、
彼らが残したものすべてを知ることはできないけれど、
せめて、
自分しか感じていないことは形にしておきたいと思う。
目の前の小さな木々だけはわかったような顔をして
さわさわと、揺れている。
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