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あたりまえで、ありきたりなこと

体調を崩して、昨日から会社を休んでいた。

積もっていく未読メール、たまにクライアントからかかってくる電話にうろたえ、反応したくなくてなおのこと落ち込んでいく自分に気づく。
そして、そういうものから遠ざかるための休暇だと思い直して、あとは好きなことをして過ごした。

そんな中で少し嬉しいニュースがあった。
とあるプロジェクトでの関わり方を社内部門から表彰されたというだけなのだけれど、実績にもなってない、ただのいちメンバーとしての行動に対して感謝のコメントをもらうのは初めての経験で、すごくすごく嬉しかった。

同時に自分が、だんだん仕事へのモチベーションを失っていた原因が、自分自身の姿勢にあったことにも気づかされた。

売上の数字や、勤め人としての収入や、なんだかあいまいな概念の「やりがい」や、
そういうものよりも、「だれかに感謝されること」のほうがよっぽどしっかりした実体があるし、モチベーションも上がる気がする。
「だれか」は、クライアントであることももちろん大事だけど、社内の人でも、家族でも、あまり変わらないんじゃないかな。

前の会社で教えられたことだけど、当たり前のことができて安心が与えられ、それが続けられることで感謝を得ることができ、さらにそれを上回る何かが感動につながる。

ものすごく当たり前のことだけど、望んだものが望んだ形で出てくる、というだけでは感謝につながらず、常にその上を狙っていかないと感謝や感動って出てこないはずなんだよなあ。
大変なことだ。

ものすごーく当たり前のことで、ほかの人のこういう文章を読むたびに息切れしていた自分は、やはり少し疲れているんだろうなと思う。

あと今日は、平日の昼間にとつぜん暇な時間ができたことでいつもはやらないことができた。
すなわち、新しい音楽を聴くこと。

普段の私は、気に入った数少ない音楽をひたすらエンドレスに聴くような人間で、同じジャンルのほかのアーティストを積極的に検索したりするようなことはあまりしない。音楽の世界が膨大すぎて、自分には手に負えないと感じてしまう。(その発想自体、なんか傲慢だけど 笑)

でも、ネットでひと泳ぎすれば今は好きになれそうな音楽がいくらでも湧き出てくる。レコメンド機能とか、友人が聴いている音楽が勝手に流れてくるSpotifyの機能とか、心からすごいと思うし、世界を本当に広げている感ある。

で、今日は3つくらい、良さげなアーティストを見つけた。(なかなかの成果だ!)

というわけで、しばらくは以下の3つをその日のテーマにしようと思う。

①だれかに感謝されることをする。
②もしくは、新しい「好き」を見つける。
③上の二つが達成できなかったら疲れている可能性があるので、仕事やなんやかやをひとまず置いて早く寝る。

とりあえずあと1日、お仕事がんばろうー。

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漆畑美佳
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