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②三角関数のよくある疑問を初心者目線でわかりやすく解説

まいど!

理系大学院卒、現役エンジニア
サイバーアカデミーのTAMOです。

前回の記事で紹介した
三角関数でよくある疑問点
・なぜ登場する角度は30°45°60°ばかりなのか?
・なぜちょいちょい√2と√3が登場するのか?
・例えばsin50°は手計算で求められるのか?

について初心者目線でできるだけわかりやすく
解説していきたいと思います。

・なぜ登場する角度は30°45°60°ばかりなのか?
・なぜちょいちょい√2と√3が登場するのか?

学生の頃に三角関数の授業で登場した
角度は主に30°45°60°で
これらの辺の比率は次のようになっていました。

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そして理由が詳しくわからないまま
この9つの式を図のような三角形と対応させて
暗記していたかと思います。

ではこれら以外の角度の場合の
三角形の辺の比率はどうなるのでしょう?

35°50°80°を用意してみました。

こうなります。

画像2

小数点がやたらと目立ちますよね。
こんな数字覚えたくないですよね。

これらの小数点はは平方根√ですら表せません。

30°や45°は何とか平方根で表せる奇跡の角度なのです。
要は、三角形3つの辺の比は
整数のようなきれいな表せられる組み合わせがないのです。

なので
・なぜ登場する角度は30°45°60°ばかりなのか?
・なぜちょいちょい√2と√3が登場するのか

に対する回答は、
できるだけ手軽に計算できる
シンプルな数字で表すことができる三角形の角度が
30°45°60°ぐらいしかなく、
それでも整数のみで表すことができず、
しょうがなく√2と√3が出てきた。

ということになります。


では、次の疑問

・例えばsin50°は手計算で求められるのか?

結論から先に言いますと、
一応求めることができます。
ただ、高校生が手計算で解くにはあまりにも
難しすぎます。

一応その式を紹介します。
こちらです。

画像3

これ見て解きたいと思いますか?
普通嫌ですよね(笑)
精神的に無理ってやつですね

これは工学部や理学部の大学で登場する
テイラー展開という手法の公式です。

テイラー展開がどういった意味なのか
理解しないとこの式の意味も分かりません。

ちなみに私は工学部出身なのでもちろん学びましたし、
開発系の会社に勤めているので
仕事でも時々使います。

物を作るには必要なのです。

というわけで、まとめると

・例えばsin50°は手計算で求められるのか?

に対する回答は、一応YES
ただ、初心者には難しすぎる。

ということになります。
こういった中途半端な角度は基本的には
コンピュータに計算させます。

エンジニアの私も
よほど細かな解析などしない限りは
基本的には電卓などコンピュータに任せます。

私が仕事で使っている電卓を紹介します。

画像4


これは関数電卓と呼びます。
三角関数だけでなく、微分積分や、
指数対数など複雑な計算を一瞬でしてくれます。

画像5


こんな感じでもとめてくれます。
3秒あれば結果が出ます。

便利ですよね。
興味がある方はネットでも購入できますので
購入してみてください。
ちょい高いですけど(笑)


あとは三角関数の計算程度なら
アプリやサイトを利用するのもありです。
一例を紹介しておきます。


今回は以上です。

次回は三角関数が日常でどのような場面で
活用されているのか紹介します。


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ではまた!


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