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新しい"優木せつ菜"

にじたび広島Day1は配信で、愛知Day2は現地で参加してきました。
思うところがいっぱいあって、その感想をメモ帳には書いていたのですが、僕が向き合った証として世に出そうと思います。
こういうのを書くのは初めてなのでお手柔らかにお願いします。


にじたび広島公演Day1


配信前

新しい"優木せつ菜"の始まりの日となったこの公演。
見ることは決めてたんですが、1時間前になってさあ配信を買うぞとなると、急に怖くなってきて、もう見るのやめようかなと逃げ出してしまいそうでした。でもちゃんと向き合って、少しでも前に進みたい気持ちはあって。

一人じゃダメそうだったから、誰かに背中を押してほしくて、紙袋Worksさんから出てた合同誌「これは始まりのうた」を読みました。


その時読んだのが偶然か必然か、ぱせりさんのCHASE!だったんです。
この作品は、CHASE!の歌詞と共にライブが展開されていく様子を、情景が目に浮かぶような言葉遣いで、その時のせつ菜ちゃんの気持ちと一緒に巧みに表現されており、冒頭から「語彙力すごいな…」となる素晴らしい作品なのですが、読み進めていくと当然この歌詞が出てくるわけです。

足を踏み出す 最初はこわいかも
でも「進みたい」 その心があれば!

CHASE! 作詞:鈴木エレカ・JOE

もうびっくりするぐらいその時の状況と同じでハッとしました。

そして、作品の文末のこの箇所にもすごく勇気をもらいました。

寂寞の情やほんの少しの喪失感は、確かに存在する。それから目を逸らすなんてことはしない、そんなものはないと嘘を吐いたりなんてしない。

これは始まりのうた CHASE! 著者:ぱせり

目を逸らさないと決めたはずなのに、逸らしたくなってた自分を省みたり、A・ZU・NAの後夜祭を見て、ともりるの言葉を聞いて、「もう僕は大丈夫」なんて言って友達と虹のMAD見て結局号泣…などと思い当たる節が多くてグサグサ刺さりましたね。

合同誌には背中を押されに行きましたが、奇しくもせつ菜ちゃんにも、ばっちりと背中を押されることになり、無事配信を視聴する決心がつきました。

最初の感想

配信を見終わった後にあったのは「優木せつ菜の未来を見させてくれてありがとう」という気持ちと「なんだ、全部全部ここにあるじゃんっていう安心感みたいなもの」でした。てっきり僕はもっとしんどくなるものかと思っていましたが、案外、最初に出てきたのはこの感想でした。

それでも、視聴中はパソコンの前でボロ泣きで、トキランでともりるの幻覚を見てしまったりもしていました。逆にここでともりるの幻覚を見たことで、「ちゃんと居てくれてるんだな」って安心感を覚えたのかもしれません。

CHASE!の振り付け

そして迎えたCHASE!。
目一杯の笑顔で全力でパフォーマンスをする林さんにせつ菜ちゃんを感じながら視聴していました。

ただ、その時はまだ林さんせつ菜ちゃんのキャラクター像みたいなのが、僕の中でまだ出来上がっていなかったので、そこまでキャラの幻覚は見えていなかったかもです。

あと、最後のサビのシャウトで、振り付けが変わってたのが本当に良かった。

僕は次の人が林さんと決まる前から、ともりるの真似はせずにその人が思うせつ菜ちゃんを、その人の大好きを貫いていってほしいなと思ってたんですよ。他の人の大好きを、自分の大好きとして伝えることは難しいというのはキズナエピソードでも描かれてた話ですし。

だからこそ、その振りを見たときに「これが彼女の優木せつ菜、大好きの表現なんだ…」と…。

シャウトしてるときに会場全体を見据えていたのも、届けるぞって意思を感じて良かったです。

ミラクル STAY TUNE!

ミラクル STAY TUNE!は、ともりるが優木せつ菜としてステージに立つことは終ぞ無かったので、ライブ感あるセリフパートに音源でなく、せつ菜ちゃんが参加できたのは良かったのかなと思いました。ともりるが歌ってきた曲は幻覚が見えてたから、逆にステージで歌ってない曲は心配だなって思ってたけど、大丈夫かもとここで思いました。

キャストの存在

Day2ではLIKE IT! LOVE IT!を声出しで披露したみたいで、それを見たときは「あ、Day2はLIKE IT! LOVE IT!やったんだ~」ってなっただけで、「あぁぁぁぁ行けばよかったぁぁぁぁ!」とかにならなかったのは、やっぱり現段階では「優木せつ菜」が大好きなだけで、「優木せつ菜役林鼓子さん」が大好きってわけでは無いからかなと思っていて、そう考えるとやっぱりキャストの存在って大きいんだなって改めて思い知らされます。

ラブライブ!やその他2.5次元コンテンツにおいて、キャラだけが好きというのは、非常に危険な状態だと個人的には思います。
だってライブはキャストさんが出てくるわけだし。
でもそれを不思議に思わないのは、その人の表現力だったり、キャラとの親和性だったり、一緒に歩いてきた軌跡だったり、色んな要素が絡み合ってキャラに重なっていくからだと思います。
キャストが変わると、それらが一度全部崩壊することになるので、2.5次元コンテンツとしては致命的ともいえる出来事なのではないかと思います。それで離れていってしまう人もきっと多いんだと思うし、仕方のないことかなとも思います。

ですが、それでも僕は目を逸らさずに追いかけていきたいです。
やっぱり優木せつ菜の未来と、彼女がこれからも作り上げていく大好きが溢れる世界を見たいので。

おわりに

ともりるの決断も、これからの優木せつ菜のことを思ってのことだと思うので、林さんが全力で優木せつ菜を演じ、全力でパフォーマンスをしているというのも素直に喜んでいいんだと思いますが、自分の気持ちに正直になると、やっぱり寂しいんですよね。直視すればするほど、寂しさが押し寄せてくる感じがして。
次の日、本当にベッドから一歩も動きたくないぐらい無気力になってしまい、昼食も普段なら絶対頼まないUber Eatsに頼ってしまいました…。
やっぱりメンタルには来てたみたいです…。

にじたび公演愛知Day2昼


元々、愛知公演は「Say GoodBye涙して本当に泣かなくなった今だからこそ、歩夢(あぐぽん)の夢への一歩が聞きたい!」との思いで参戦を決めていたので、林さんが全公演参加すると決まった時はちょっと複雑でした。
ライブに参加する以上、絶対に向き合わないといけないプレッシャーみたいなものがあって結構当日までしんどかったです。

LIKE IT! LOVE IT!

"新しい優木せつ菜"として、初めて現地で聞く曲がこの曲で本当に良かった。

2ndとA・ZU・NAファンミ、そのどちらでも声出しが叶わなかったし、ともりるも「声が聞きたい」って言ってたこの曲。

イントロが流れて会場中が真っ赤に染まって声が出せている、もうそれだけでもボロボロになってしまいました。

確かに、この曲がともりるのせつ菜ちゃんの時に声出しが出来ていれば、どれだけ良かっただろうと思ったけど、それはもう叶わない願いであって、どうしようもない。

例え林さんのせつ菜ちゃんが歌ってくれたとしても、それは違うもので願いが叶うわけでは無いって意見を見て、それも凄くわかって、そうだなと思ってました。

けど実際に現地で聞いて、目一杯にせつ菜ちゃんを演じてくれている林さんを見ると、確かに聞こえてくる声は違うものなんだけど、それでも叶えられなかったものを叶えてくれた林さんにめちゃくちゃ感謝したくなりました。
ともりるが叶えたくても叶えられなかったこと、やりたくてもできなかったことを全部叶えてほしい。もちろん林さん自身の叶えたいことも全部。

無限大に広がる可能性を証明していって欲しいんですよ・・・

あと、この曲歌詞がめちゃくちゃ頼もしいじゃないですか。
林さん自身も、小学生の頃からラブライブが大好きで、自作ブレードを作ってラフェスに行ってたような人で、ともりるとも共演してて親交があったなら、降板発表された時、僕ら以上にショックだったと思うんですよ。
そんな人がオーディションに合格して、私は絶対味方だからとか、こんなに頼もしい歌を歌われるのを聞くともうね…終わりです…。

広島Day2で「ともりるとせつ菜と3人でステージに立ってると思ってる」って言ってくれたりとか、林さんがしっかりせつ菜ちゃんと向き合って、ともりるの思いも受け継いで演じてくれているから、優木せつ菜の未来が見れているってことが本当に嬉しくて、ライブに参加したことで、中立だった林さんへの思いが、好きへと傾くきっかけになりました。

自分でもめんどくさいな、嫌だなと思うんですが、林さんがどうとか関係なく心のどこかに「簡単に受け入れたくない」って気持ちがあって、ブレーキがかかってたんだと思います。
受け入れてしまったらなんか色々終わっちゃう気がして。

でも、林さんへの気持ちが好きに傾いても、ちゃんと寂しさは残ってた!

今でも林さんがせつ菜ちゃんの衣装着てるの見るたびに寂しくなるけど、寂しさを感じるたびに「あぁ…自分は本当にともりるのせつ菜ちゃんのことが好きなんだなぁ」と実感できるので、もはや嬉しいまであります。
なので、この寂しさはこのままで良いと思えました。

キャストの呼び方について

キャストの声優さんのことを、知ってすぐにあだ名とかで呼ぶことがなんか苦手で。ほーみんのことも最初法元さんって呼んでたし。
だから、僕は林さんのことは林さん呼びなのですが、自分ルールとして、林さんのことを大好きって胸を張って心から言えるまでは「林さん」って呼ぼうかなって思ってます。
いつか「ここちゃん」って呼べる日がくればいいなと思ってます。
まあもう気持ちは好きに傾いてるのでそんな日ももうすぐそこまで来てるかもしれません。

最後の願い

ともりるの最後の願いは、ともりる本人でもなく、林さんでもなく、僕ら応援してる側にしか叶えられない願いだから、どうしても叶えてあげたかったんです。でも僕は「ともりるが言っているから」でその願いを叶えられるほど単純ではなかったし、義務感で好きになりたくないし、そもそも義務感じゃ本当に好きにはなれないと思います。
だからこそ、しっかり向き合いたかった。しっかり向き合って、林さんのことも大好きになっていきたかったので、今回で少し願いがかなえられそうな兆しが見えて安心しました。

おわりに

他人がどう思おうとも、自分が感じた気持ちは自分だけのもので、大切にした方がいいなって最近思います。
それがnoteを書こうと思ったきっかけの一部かもしれません。
まあそれを発言する時と場所と人はしっかりと考えた方がいいと思いますけど・・・。

今回の一番良い変化は、寂しさで心が埋まってしまうんじゃなくて、寂しさを肯定して、前向きに捉えられるようになったことかなって思います。

最近のせつ菜ちゃんのライブ、どうしても複雑な感情で見てしまったり、泣いちゃったりするので、次は思いっきり笑顔で楽しみたい!!!!!!
それが今の目標です!
随分と長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!


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