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世のため人のためと言う人に限って

「自分は社会貢献のために働いている」「世のため人のためになれば、それだけでいい」「私心はないです」


こんなことを言う人が多い。


僕の中にも、多くの人に喜んで欲しいという思いや、世のため人のためになりたいという思いはある。
しかし、その思いは揺れ動くこともあるし、気がつけば忘れてしまっている時はある。


反省を繰り返す中で、自分の心の中は私心だらけだったり、金欲だったり、楽をしたいなど、そんな感情で満たされていることに気が付く。


結局、人は私心やエゴを常に抱えている。
それを捨てることも、忘れ去ることもできない。
それでも、それらを抑えて生きていくために反省をし続けるのだ。


冒頭の「自分は社会貢献のために働いている」「世のため人のためになれば、それだけでいい」「私心はないです」と軽く言うや、自信満々に言っている人の心の中を覗いてみると、私心ばかりで、守りたいのは自分のことばかりだったりする。


冒頭の言葉の重さを分かっている人は、軽々しくこんな言葉は言わない。
噛み締めるように、腹のそこから湧き上がってくるように語る。


聞いている側からすると、一発で分かってしまうのだ。


僕は、自分のことを深く見つめて生きていきたいと思う。長い修行だと思うし、終わりはないと思う。やろうと思ってもできないかもしれない。それでも自己研鑽を積んでいきたいと思う。初心に戻れる人間でありたい。

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