MECE~もれなくダブりなく~
こんにちは。YMCAダンスの”C”の正しい方向がいまだにわからなくなります。たむです。
今日は「MECE」という言葉についてまとめていきたいと思います。
昨日就活セミナーに行ってきて元コンサルの講師のお話を聞いてきました。「ESの書き方」とか「絶対に受かる面接の受け方」のような表面的なものではなく、第一志望内定というゴールに向かってどのようなプロセスで取り組むべきなのかという話でした。様々な汎用性の高い話をしていただいたのですが特に”MECE”という課題解決の際に意識するべき言葉が印象に残っているのでまとめます。
MECEとは
MECEは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略で、「もれなく、ダブりなく」という意味です。日本語では「ミーシー」と呼びます。
何か一つの事象に対してその原因を発見する際にこのMECEという意識が欠けていると解決策を見つけるのに遠回りしたりはたまた本質的な解決策を見逃したりします。
言葉だけではわかりにくいと思うのでMECEかどうかという問題を解いてみましょう。
正解は「誤っている」です。
働いている人もいますし、浪人生もいます。日本では少ないですが海外では飛び級での大学院生もいるかもしれません。
今回は少し簡単だったかもしれませんがこれが楽器の分類、映画のジャンルの分類などになってくると項目も増え、おのずとダブりや漏れが起こります。
分類するなんて余裕だぜ!という人はこのMBA用の問題を解いてみてください。おそらく悩む問題も多いと思います。
なぜMECEが大切なのか
MECEはコンサルの世界でよく使われる言葉でロジカルシンキングの際に用いられます。
課題に対してどのようなアプローチをするべきなのかを考える際にどのような原因をもれなくダブりなく定めることで効果的なアプローチを行うことができます。
プレゼンで内容に関して「こういう場合はどうなの?」と突っ込まれてうまくこたえられなかった経験はありませんか?
これは様々な状況を想定せず、視野が狭くなったまま提案を行ってしまったことが原因です。プレゼンに盛り込むかは別としてもれなくダブりなく原因を洗い出すことでどんな質問にも的確にこたえられる確率が上がります。
これを就活で考えてみましょう。よく就活は「自分プレゼンの場」と言われたりします。つまり企業が自分をを採用したいと思う原因・理由をMECEに考え、それにマッチした回答を用意したり、質問を想定することで面接を乗り切ることができると思います。
先ほどのMBAの問題を解いた人はわかると思いますがMECEを実践するためにはその事象に対しての知識がなければいけません。
つまり自分の魅力をもれなくダブりなく伝えるために自己分析を、企業の採用基準を見極めるために業界分析を行う必要があるということです。
あらゆる課題に対して最短で最適な提案を導き出すためにMECEが必要になります。
まとめ
今回はMECEについてまとめました。
抽象的な考え方ですがだからこそ様々なものに転用できると思います。
今まで漏れありダブりありのプレゼンを作り続けてきたので説得力を高めるためにMECEを意識していきたいと思います。
難しい考え方なのでどんどん実践して体で覚えていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。ではまた!
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