ミルクボーイ風漫才が余興として最強すぎた。
おはようございます。
コーンフレークの最後に残った甘い牛乳が大好きです。たむです。
今日は自分が余興でミルクボーイ風漫才を作ってみて、このフォーマットが余興として優秀すぎると思ったのでネタの流れ、なぜ余興向きなのか、実際にやってみて感じたネタ作りの際に意識するべきポイントをまとめたいと思います。
基本的な流れ
ミルクボーイの漫才を見たことのない人のために軽く説明すると、彼らの漫才はほとんどの場合ボケの駒場のオカンが忘れてしまったものをツッコミの内海が特徴を教えてもらいながら一緒に考えるというものです。
「〇〇やないか」「ほな〇〇ちゃうやないか」と肯定と否定を繰り返すなかでモノの特徴を捉えながらディスることで笑いを生み出します。
なぜ余興向けなのか
ミルクボーイのネタが余興向きだと感じた理由は主に2つあります。
フォーマットの確立
1つ目はフォーマットが確立されていることです。以前の記事でも述べたようにミルクボーイのフォーマットに当てはめて単語やエピソードを盛り込むだけで誰でもある程度面白い漫才を作ることができます。インターネット上に上がっている文字起こしなどを見れば途中の掛け合いなどのセリフを考える時間を省けるため1から作るよりも大幅に時間短縮が可能です。
また、間やイントネーション、声のトーンなどは素人が漫才するときに面白くなくなる要因の一つですが、それらもミルクボーイを真似することで完成形に近いものを作ることができます。
身内ネタの入れやすさ
2つ目は身内ネタを盛り込みやすいからです。余興で求められていることは万人受けではありません。その場で最高に面白いネタをすることです。では宴会などで一番面白いネタとは何でしょうか。それは身内ネタです。
ミルクボーイのネタは元々のネタが題材を軽くディスるという構造であるため日ごろの不満、その人、モノの特徴を盛り込みやすいです。また口癖などがある場合はそれを盛り込むだけでフロアが揺れます。上司のモノマネや学校の先生のモノマネが身内ネタとしては最適ですが漫才という形にすればモノマネが苦手な人でも身内に刺さる言葉を考えられれば笑わせることができます。
意識するポイント
実際にミルクボーイ風漫才を作る、やる際に意識するべきポイントを素人目線でいくつか紹介します。
ネタ作りの際に意識するポイント
まずはネタ作りの際に意識するポイントです。
先ほども述べたようにミルクボーイの漫才は基本的な形がしっかりしているため自分で考える箇所はその題材のどういったところをいじるか、これだけです。
それを考える際に重要なポイントは共感性と意外性のバランスです。共感性が高いほどみんなに伝わりやすいボケになります。ただ誰もが気づいて既にいじられているような特徴のため、大爆笑にはつながりません。意外性が高いほどみんなに伝わりにくいボケになります。ただ、みんなが今まで言語化できていないが言われてみればそうだなという特徴をピンポイントで指摘することができれば大きな笑いを生み出せます。どちらが高すぎても面白いボケにはならないのでこのバランスを意識してみると精度の高いボケが作れます。
共感性が高いものは前半に持ってきてお客さんにこういう流れで進みますよという型を理解してもらい、意外性が高いものを後半に持ってきて畳みかけると尻上がりに面白くなる良い漫才が作れると思います。
実際にやる際に意識するポイント
次に実際にやる際に意識するポイントです。
まずは相槌を大切にすることです。相槌をこまめに挟むことでテンポが生まれ流れるような漫才に仕上げることができます。ただこれもM1優勝ネタ「コーンフレーク」の文字起こしを見ると細かく書いてあるのでその通りに練習してみるといいでしょう。特に
このくだりがあるだけでかなりテンポが生まれるので省かないほうが無難だと思います。
もう一つは目線を大切にすることです。二人で話している感じが出たほうが気持ちが入っていいツッコミができるようになるのでなるべく相方のほうに目線をやるようにしましょう。普通に話しているように見せられると自然な漫才になり見ている側も笑いやすいと思います。
注意するポイント
注意するポイントは2つ、いじりの節度を守ることと内海役の負担が大きいのを頭に入れておくことです。
当たり前ですが、いくら冗談でも他人が傷つく内容は入れてはいけません。ただ深く切り込むことができたほうが面白いことは確かなので日頃の行いで信頼関係を築き、いじってもいいような環境を作っておきましょう。
またセリフ量が駒場役と内海役では倍近く差があります。内海役が多少覚えられなくても寛大な心で見守ってあげましょう。練習していればいつか覚えます。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回はミルクボーイの漫才が余興として最強なんじゃないかという仮説のもと、なぜ余興向けなのかと作る際のポイントをまとめてみました。
このnoteを見て余興ですべって涙を流す人を一人でも救うことができたらうれしいです。
是非楽しい宴会芸ライフを。
ではまた。
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