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英語スラング ネットのちょい馬鹿にした言い方 ★今日は下ネタなし。

あまりにも下品なスラングが多かったので、今日は割とソフトな(でも失礼な)ネットスラングを紹介したいと思う。

数か月前にはまだ流行っていたのに最近もう聞かなくなった "Ok Boomer" 

日本もそうだがスラングや流行り言葉はずっと受け継がれていくものと、あっという間にすたれるものがある。今日はもう消えかけているこの言葉。

OK Boomer オーケーブーマー とは

最初にブーマーの説明から。

Boomer is an informal term for baby boomer, a person born during the baby boom (sharp increase in birthrates) after World War II. This generation generally includes anyone born in the US between 1946–65,a time of great economic prosperity.

Dictionary.comより

ブーマーとは、第二次世界大戦後のベビーブーム(出生率の急激な増加)の間に生まれたベビーブーマーの非公式な用語。この世代には通常1946年から65年の経済繁栄の時代にアメリカで生まれた人が含まれる。

日本で言うと「団塊の世代」とか」「バブル世代」というように世代に名前がついている。

Silent Generation (サイレントジェネレーション)1928 から1945年生まれ
Baby Boomers (ベービーブーマー)1946 から1964年生まれ←ここ
Gen X(Generation X)(ジェネレーションX) 1965 から 1980年生まれ
Gen Y(Generation Y)(ジェネレーションY) 1981 から1996年生まれ
Gen Z(Generation Z)(ジェネレーションZ) 1997 から 2000年代前半

そして、このベビーブーマー世代が若者に文句を言う場合に「はいはい」って感じに会話を終わらせたいときに "Ok Boomer"を使う。

「うるせーな」までいかないけど「うざ!早く会話終わらせて」くらいの感じで ”OK Boomer"「はいはい、わかった」

アメリカに住んでみて、こういう世界共通もあるのかと驚いた。「最近の若もんは!」は日本だけだと思っていたからだ。

ちなみに「うっせーな」は shut up(シャラップ)だ。この言葉よく聞くきくけれど、かなり失礼なきつい言い方だ。飛行機の乗務員にこの言葉を言って強制的に降ろされた乗客がいる。それくらい失礼な言葉だ。これは気を付けた方がいい。

もっと品悪くしたいときは Shut the fuck up(シャッタファックアップ)と the fuck を間に入れる。これで「うるせえ」が「うっせーなこの野郎! 殺すぞボケ」くらいになる。映画ではよく聞くセリフだけど、実際に言われたら大急ぎで逃げた方がいい。

それからこの世代の人を日本では普通におじさん(またはおばさん)おじいちゃん(またはおばあちゃん)と呼んでいた。いまでもそうだろうか?

アメリカではこれも失礼にあたる。自分のおじいさん、おばあさん以外には使わない。高齢者をバカにするときだけ Granpa(グランパ)Granma(グランマ)と呼ぶ。

Yo(おい!のような失礼な呼びかけ)Granpa(じいさん)と呼ばれたら怒っても良い。さらに失礼になるとOld fuck(くそじじい)となる。Fuckの使い方という本があるほど、この単語を使った言い方は多い。この後にYouを付けるのが超ストレートなケンカ言葉だが日本語に訳せない。「てめえこのくそ野郎」くらいしか思いつかない。英語の罵倒語はあまりにも多すぎて日本語のケンカ言葉が足りなすぎる。

名作戦争映画「フルメタルジャケット」の訓練中の罵倒セリフはすさまじい。監督のスタンリーキューブリックは日本での上映前にこの英語のセリフを日本語字幕にしたものを、さらに英語に翻訳させ取り寄せた。そして「セリフが優しすぎる」と翻訳者を変更しやり直させたのだ。監督は戦争の汚さ恐ろしさをセリフでも表現したかったそうだが、日本語にあまりない言葉がたくさん出てくるんだから翻訳は難しかっただろうと思う。







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