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仕事はしたくない:仕事論

仕事はしたくないけれど、好きな仕事はできているので、まぁそれでいい。

社会を変えてやる!昔は、そんなことを夢に見ていた。けれど今は、周りの小さな世界を昨日より少し、ほんの少しだけ、幸せにできたらいいなと、ひそかに思いながら仕事をしている。

でも、仕事はしたくない。

こんなことを言うと、ちょっと心が痛むが、正直に言うと仕事はしたくない。家でのんびりしていたい。

でも、するならこの仕事かな。とも思っている。時に周りを見ていると、あっちのほうが楽しそうだな。やりがいがありそうだなと思うこともある。でも、隣の芝は青く見える。昔からそう言われているように、そういうもんだと思う。

もし仮に、青ではなく金色に光っている芝が見えたのなら、迷わすそちらに行くのかもしれない。でも、いままで僕が見てきた芝はどれも青かった。

おそらく、好きな仕事ができていても、その中の7割はしたくないことで、2割はどうでもいいことで、残りの1割が楽しく大切で尊いことだと思う。みんな、この1割のために、残りの9割を必死に頑張っているのだと思う。

するからには、楽しそうに一生懸命しているが、苦しいときがほとんどで。だから、次の仕事が少しラクになるような、そんなことも毎日ちょっとだけしている。

こんなことを言っている僕だが、社会に出てまだ5年しか経っていない。しかし、1年目よりは、できることや自由な時間も増え、楽しいと思えることもできていた。そして、頼りになる仲間や、しっかりとした後輩も増えた。

気が付くと休日も仲間と集まっていて、ああだこうだと語りながら、よりよい食育のために時間を使っていたりする。僕と同じような人たちが周りにも、ちらほらいることが。なんだかうれしいことだと思う。


そう考えると案外、幸せなのかもしせない。


でも、仕事はしたくない。

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