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後ろ向きって、そんなに悪いのかな

何かに対して少し後ろ向きな態度の人たちがいると、「前向きになればいいのに」ってみんな思うし、一生懸命その人を前に引っ張ろうとする。
その気持ちはわかる、だって前向きなほうがいいって思うのが普通だから。

でもたまに、ふと思うんですよ。

「別に後ろ向きだからって、反対とか、ましてや妨害してるわけじゃないんだから、放っておいてもよくない?」と。

たとえば、何か大きなプロジェクトが進んでいて、みんなが「絶対いける!成功させよう!」って燃えている中で、「いやー、これうまくいくかな…?」って言ってる人が一人。
周りは「もっとポジティブになってよ!」って言いたくなるけど、本人は別に邪魔してるわけじゃない。むしろ、静かなくらい。

なんならよく見ると、自分たちと逆の方向を見ながら前へ前へとバックして同じ方に進んでる、なんてことがあったりする。

こうなると、そもそも全員が全員同じ方向を向いているのが正しいのか?って疑問も浮かんできます。むしろ過剰に前向きなせいでバランスが崩れることだってある。

色んな視点があるから気づきが生まれる。
時に後ろ向きな人がいるからこそ、私たちは新しい視点を得られるのかもしれないし、失敗に備えることもできる。

なので、向いてる方向が違う!で終わらないで、みんながみんなの視点にちょっとずつ想いを馳せられるといいのかもしれないですね。



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