贔屓のお店を見つける=街をデザインすること
デザイン事務所タイプフェイスの渡邊民人(ワタナベ・タミヒト)と申します。渡邊の邊は「自宀ハ方」のナベ。好きな作家は開高健です。
今年は桜が予想よりも長く咲いてくれて、今年入学のみなさんにもよかったなーとしみじみ。
僕の周りにも今年入学の皆さんが多くいらっしゃるので、満開の桜の中、新天地の入り口を迎えられそうで、心から嬉しく思っております。
贔屓のお店ができるとQOLがあがるぞ間違いない
そんなフレッシャーズなみなさんに少し役に立つ事もあるかなという、「贔屓のお店があるとQOL(Quality Of Lifeの略。生活や人生の質という意味)が上がる」というお話を。
今、『自炊者になるための26週』という本を読んでいるのですが、ここにも信頼のおけるお店を持つことの効用が書かれています。
詳細は本著をご購読いただくとして、この中で「贔屓の八百屋さんや魚屋さんお肉屋さんをみつけるべし」とあります。
今日日、買い出しはスーパーでまとめて…という方が多い(我が家もそうです)と思いますが、自炊者になるためにはそれを是とせず、街の中に専門店をみつけてそこでお勧めされる食材から今日の献立を考えれば、アイデア不要しかもその時にいちばん美味しい食材が手に入るというのです。
蓋し納得。
これなら自炊者ならずともQOLが爆上がりしそうです。なんなら専門店に近い場所に引っ越せとすら書いてあります。
しかしながら、すぐに引っ越すという訳にもいかない方がほとんどではないでしょうか。
コンビニだって贔屓のお店にできる
そこでワタナベよりご提案。
新生活の中で贔屓・お気に入り・行きつけのお店を見つけていく…というのはいかがでしょう。
ちなみにワタクシの場合、ほぼ毎日利用するセブンイレブンがあるのですが、それを自宅近くのセブンを「我らがセブン」、通勤途中にあるセブンを「マイセブン」と名付けて愛しております。
そんな2店ともに共通するのは、スタッフのみなさんが活き活きとしているところなんです。
また日本語を母語としないスタッフさんが比較的多いという共通点もあり。
日本語話者同士のお店でも雰囲気が悪いお店もある中、スタッフのみなさんが笑顔が絶えないお店にするなんてマネジメントもすごいぞ!と喫驚しております。
お気に入りのお店を持つと日々の通勤通学の行き帰りも楽しくなりますし、スタッフさんともほんのり交流が生まれたりして楽しいですよ。もしかして恋も…トゥンク…
自分自身で街にアクセスすることは街をデザインすることだ
能動的に街にアクセスすることで、自分自身で街をデザインしていく…ということになると思っております。
せっかくの新生活です、ぜひご自身で街をデザインしてみてください!
そして完全に余談です。
ワタクシ、コンビニの店員さんを神とあがめているのですが、あんなに多種多様な仕事をこなす皆さまマジですごい。
しかも日本語を母語としない店員さんが、それらをテキパキとこなし、かつ日本語もスムーズに話すなんて…神です。
翻ってワタクシが外国で同じことをする自信はミリもありません。
言葉だけでもいっぱいいっぱいなのに更にあの仕事量とか(白目)
そうそう、上記のコンビニ以外ににワタクシのQOLを爆上げしてくれたのは…
頼りになる歯医者さん・眼鏡屋さん・趣味のお店(自転車店やオートバイ店)・クルマ屋さんなどがあります!
もっというと行きつけの飲み屋さんも僕の人生をガラッと変えてくれました
お陰で毎日楽しいです!
まだまだ書き足りないのですが、今回はこのあたりまで。
ということで今回の代表作を2作ご紹介します。
うちゅういちの たかいたかい (ホッシーナッキー著・中央公論新社)
久々の絵本を手掛けました。しかも縦開き!。娘の人がまだ小さい頃『100階だての家』で腕を鍛えた甲斐がありました。お陰でそのイメージが本作に活かせました笑
続いては、
くり返し作りたい、定番のおやつ 基本の焼き菓子(萩田尚子・成美堂出版)
かんたんだけど、しっかり作る 基本の家庭料理(牛尾理恵・成美堂出版)
カバーの撮影も立ち会い、とっても気持ちよく進行できた本著。
料理しないワタクシがモチベーションアップできるようデザインを考えていきました。台所はもちろん、書店や自室の本棚にも置いておきたくなるグッズ感を感じていただけたら嬉しいです。
今回はここまでです。
また来週火曜ぐらいにお会いしましょ〜!
わっしょい!
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