見出し画像

You は何しに日本へ

こんにちは。
12月も中頃に入り、ますます寒くなってきましたね。

さてさて、、、
      「Technologyの力で日本の農業を救う」
そんな目標のもと日々精進している弊社ですが実は代表のバックグランドは元々Agri Techではありませんでした。
今回は、弊社代表について少し紹介できればなと思います。

Tamir Blum。世界大学ランキングでは常に上位にランクインされるUniversity of California, Los Angelesで航空宇宙工学を専攻、修士号を取得。その後来日し、日本の航空宇宙研究では名の知られた東北大学 吉田 和哉 教授のもとで博士号取得。修士課程在学中は世界有数の航空宇宙メーカー Space X でAssociate engineerとして勤務。彼のメインのバックグランドはSpace Robotics・Space Engineeringでした。

しかし華々しい経歴を持つ彼が今立っているのは、宇宙工学の研究室でも、民間航空宇宙開発会社のオフィスでもなく、日本の「農地」なのです。

なぜか

「I couldn’t see the benefits of pushing to try to colonize Mars when we have so many things to solve on this planet」
博士課程在学中Tamirは日本の、特に東北の自然に多く触れ合いました。美しい日本の四季、東北の翠輝く自然、それらが彼の考え方を日に日に変えていったのです。

今や宇宙産業は巨額投資がなされ世界中で優秀な人材の育成・投入が行われています。しかし、最先端技術を駆使し、月面到達しても、火星に基地を建てても、それは人類の多くにとって何かメリットのあることだろうか。そんなことよりも、まだ地上に解決すべき問題がたくさんあるのではないだろうか。

Tamirは日本の自然と触れ合う中で、農業ボランティアにも積極的に参加しました。しかし、そこでTamirは日本農業が抱える大きすぎる課題に気づかされ、目を向けるようになりました。

農業ボランティアに行くたびに、周りにいるのは50〜60歳の人ばかり。
若い人はいない。
何十キロもある果実を手動で運んでる。
機械化レベルは乏しい。
単純作業に疲れ切った顔をしている人もいる。

食・農業は人類が生きていく上で必要なものである。にもかかわらず、なぜ誰もこの現状を改善しようとしないのだろうか。目の前の課題も解決できない。このまま自分は宇宙開発に携わっていてもいいのだろうか。そんな思いがTamirを突き動かしたのです。研究背景である月面探査ロボット技術と農業を結びつけて、自律運搬ロボットの開発。スマート農業の促進による農作業の負荷軽減と効率的なマネジメントによって生産性向上を目指しています。

Let's empower farmers for a brighter tomorrowというvisionのもと2021年に輝翠TECH株式会社を創立しました。


YOUは何しに日本へ?ー日本の農業を変え,農家さんを助けるために


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?