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生きるぼくら 緑響く


目の前に本を並べて、さて、どうしようかと考えた
私の大好きな原田マハさんの本たち
結婚して引っ越す際に、これだけは大事に持ってきた
嫁入り道具のような大切な私の宝物
辛いとき、悩むとき、いつも本を読んで励まされてきた

マハさま愛を語らせたら、6月30日まで足りない気がするが、
7月1日に社会復帰するまで、私の生き甲斐を見つけた。
いてもたってもいられないので、まず1冊紹介したい。

原田マハ作品で、表紙が絵画になっている作品がいくつかある。
私がその中でも一番好きな表紙大賞、「生きるぼくら」の緑響く

東山魁夷「緑響く」
わたしはこの作品で東山魁夷さんを知り、本物の絵が観たくなって
新国立美術館で開催されていた生誕110周年東山魁夷展に行った。
まるで森林で呼吸しているような、澄んだ空気が出ているような、
癒しの絵だった。青緑のような色が好きだ。

原田マハさんの本を読むようになってから、美術館で音声ガイドを
付けるようになったのだが、その時のガイドは魁夷さんご本人の
肉声も含まれていたように記憶している。

いちまいの絵 生きているうちにみるべき名画
でも原田マハさんが紹介されている、東山魁夷作・「道」の展示
もされていて、私はこれから進むまっすぐな道、をイメージして
観ていたのだが、音声ガイドで、魁夷さんがこれは今まで進んで
来た道を振り返った絵とお話されていて、はっとした記憶がある。

原田マハさんの作品を通して、今まで出会ったことのない絵や
画家を身近に感じたり、絵の楽しみ方を知ることができる。
もちろん、それだけじゃない。次の1冊何にしよう。迷う。

生きるぼくら、の内容には触れていないがぜひ手に取ってほしい。
わたしは自分のばあちゃんを思い出して、ちょっと泣いた。
美味しいごはんが食べたくなるかもしれない。米づくりのお話。