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独立記念日


今日が私の、独立記念日

この1ページから始まる小さな温かいお話しが沢山詰まった短編集
表紙の絵は、ゴッホの花咲くアーモンドの木の枝
背表紙の桃色もなんだか好きな一冊
忙しい合間でも、通勤時間でも、さっと1話読めるのでオススメです

この本を買った頃、わたしは三十路を過ぎても実家暮らししている自分に焦っていた。(結局は実家解散まで居座り続けることになる)
一番最初のお話しで28歳の女性が実家から出て一人暮らしを始める話があって、羨ましいなと思った。

やっと実家から半ば強制的に独立することになり、母と一緒に区役所に転出届を提出しにいった際に、独立記念日やな、おめでとうと言われた。
母もこの本を読んだに違いない(母にもマハ本を勧めていた)

独立には勇気がいるけど、一歩踏み出した自分がちょっと誇らしく感じる。頑張った、自分。もう前に進むしかない。