ジャニー喜多川の性犯罪に思う事

 東山氏の会見を見ていて感じたのは、男でも女でも、どんな性指向であっても、どんな立ち場の人間であっても、職業であっても、地位であっても、他者への性的強要は絶対に許されてはならないという事だ。では、それを現実的に防止する方法論は何であろうか? それこそが、もっと語られるべきだし、その中で何が強要で何が強要でないのかという、線引きも当然話題になると思う。

一部の、自称人権主義者や、政治家達、あるいは何かのイデオロギーを商売にしている人達ではなく、より多くの大人たちが、この問題について議論を重ねることで、この国の多数が、道徳的に、そして法的に同意できる線引きが、見えてくると思う。

もちろん、「人類史上最も愚かな犯罪」などと、さすがに私は思っていないしメディアが圧力を受けていたのを、事務所の責任だと、ジャニーズ側が言うのはわかるが、芸能関係の事務所に圧力を受けて、未成年への性犯罪を見逃してきたようなメディアが、何かをまともに語れるわけもなく何かをまともに伝えれるわけもない。結局、TVの中で偉そうに語っている多くの大手マスコミ関係者には、報道に携わる人間としての、資質などないと証明しているようなものである。

報道の自由を言う前に、自由があるのに報道しないメディアであったことを、恥ずかしいと思わないのだろうか。 ようはクソが自分も含めたクソ相手に、都合よく加工された情報を、お金儲けのためだけに伝えている集団が、日本の大手マスコミというわけだろう。




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