極右 VS テロ組織の合意

 ようやく、イスラエルの極右政権パレスチナのテロ組織(ハマスの軍事部門)の、一般市民を巻き込んだ不毛な虐殺と暴力の連鎖の後、親玉同士の会話が成立し、テロ行為による人質と、人権を無視した治安名目の囚われた人たちが解放される。

悪同士の対話は、やはり成立したわけだ。願わくばこれが、善同士の前向きな対話へ、そして、同じ土地を争う民族間の合意へとつながればいいのだが。実際の所、その可能性は限りなく薄い。

両民族の互いの民族性と宗教性への依存からの脱却が、今ほど必要な事はないだろう。過度な宗教や、民族性への傾倒が、人の命を守り平和を築く上で、役に立ったことは一度もない

互いにとって共通の価値観を確認して、違いを越えて対話を重ねあうしかない。それが可能なら、何も2国を作る必要さえないのである。お互いが、お互いの民族性や宗教性を、共通の文化として取り込みさえすれば。



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