イスラエルに取り込まれた日本

少し古い記事だが、すでにイスラエルに日本も取り込まれつつある。

軍需とセキュリティー関連の協力とは、一度行うとそれを途中で止めるのは難しく、ましてやイスラエルがセキュリティー先進国だと考えると、日本のほうがリスクが大きい

政府や企業がイスラエルとの様々な軍事部門や、セキュリティー部門での協力を進めれば進めるほど、そしておそらくマスコミも、イスラエル政府への正当な批判や、時には、政府としての意思表示、抗議としての制裁などは、更に難しくなっていくだろう。

その結果は、日本国民の意図とは真逆に、日本は国家として、イスラエルを支援している=パレスチナへの弾圧を、認めて許している国であると、他国にみなされることだ。

別にそれは、日本を悪者にしたいわけでもなんでもない日本がパレスチナだと思って、イスラエルを、どこでも貴方の思う敵国Aに置き換え、そこと軍事協力、様々な結びつきを強化する国Bを考えた時、Bは日本の味方ではない。いや、Aの仲間であるのだから、敵であろうと考えるのと同じことだ。

もちろん、私達はハッカーによるサイバーテロも、残虐なテロ行為と同じく、許せないと思うだろう。だが、パレスチナ人を救うというサイバーテロの目的に対して、イスラエルによるパレスチナ人への弾圧にNOといえない日本という国家倫理的に批判できる立場にあるだろうか?

悲しいことに、現時点ですでにないと、思わざるをえない。