国会議員が法を守らない国家

 平和思考やゆとり教育について、語られることが多かったお花畑という言葉は、本質をつかないマスコミと、その場の感情で受け入れる人たちの、脳内こそふさわしい。

東大の法学部を出て、政治家になっていながら、政治資金規制について自分で理解できないわけがない。いや、すべての成人は、政治資金に関する規制について、自分で理解できるだろう。 

政治家が、悪い慣習だと思えば、自分は堂々とやめると公言して、やめればいいし、政治家が自分たちの属する派閥から、法律違反を指示されたら、政治家であるからこそ、怒るべきだし、真正面から批判するべきだろう。

そのような政治家が、報道や検察による捜査が始まってから、「言い逃がれできなくなり」自己弁護している様に、どのようなお気持ちでと、

お花畑メディアのインタビューなど、インタビューという体裁の接待をしているようなものだ。

ANNをあえて載せるが(どこでも、ほとんど同じだろうが)

私が、本当に呆れているのは、いざケツに火がついてから、反省し、自分が閣僚の任を解かれるのがほぼ間違いなくなり、もうこれ以上派閥をかばう必要がなくなったと感じたのか、「派閥からの指示です」と、どうせ検察の調書で出てくることを、国会終了後にマスコミの前に現れて公言したという、報道に、

「宮澤さんは本当に覚悟も勇気もあった!」

「国会議員りっぱにやっていけます!」

と、褒めそやしている人たちこそ、ネット工作でないなら真正のお花畑
だと断言しよう。

これで立派だ、勇気があると、評価している人たちは、国会議員を何だと思っているのだろうか?

少なくともパーティー券のキックバックを受けて、それを収支報告書に書かないのは、政治資金規正法という、全ての国会議員が絶対に守るべき法律違反している、犯罪者だ。

国会議員が、己の政治活動を律するための法を破っていた時に、

「慣習だった、上から言われた、つい空気にまかせた。」

なんて言い訳が、美談のように語られることは、絶対にあってはならない。 そうでなければ、国会議員はただの犯罪予備軍の集まりであり、派閥とは、犯罪者グループだ。 オレオレ詐欺を繰り返す集団と何ら変わらん。

国会議員が政治資金規正法を破ったと認識し、それを派閥のせいや、空気のせいにして、許されるなら、国民は、ばれさえしなければ、なんでもありだろう。