一定条件下で簡単に洗脳され、簡単に忘れる人間という生き物

これが朝日新聞のデータであるということから、(おそらくは日本の原発政策には厳しいであろうと考えられるマスコミだから)よほど複雑な意図がない限り事実だろうと思われる。

明らかなのは20年から23年に、日本人の原発に対する意識構造に、あまりにも極端で、保守的でない、大きな変化があったということだ。ところが、別にこの期間だけに、日本の電力需給が特に逼迫したことなど、私には記憶がない。本当はもっと適切に、既存の電力だけでも、それらを有効に活用すれば、今でも何ら生活レベルを落とすことなく十分にやっていける。

(もちろん、無駄なほんとうは不必要な電力=たとえば軍事力や、あまりに巨大な娯楽産業に、制限なく資本主義のルールだけに頼り、偏ったバランスで使い続けたら、そりゃ常により多くの電力が必要だとなる。資源は有限なのだ)

ところが、それがわかっていない人、わからなくなった人が突然増えたわけだ。20年から23年に何が起こったか、簡単である、コロナである。コロナで電力が逼迫した? いいや、逼迫し、枯渇したのは思考である。

自由な活動を制限され、不安とストレス、明確な死の恐怖を抱えながら、おそらくネットの情報を探し回り、国家=自民党政府が与える情報にすがるしかなくなる。(地方自治体も当然そうだが)

その中で、見事に誘導され、政府の思うがまま思考を変えてしまう
あまりにも単純な人間という生物の特性を示しているというのが、私の見立てである。


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