何も変わらない
投票率も、政党の動きも、特にこれと取り立てて言うようなものはなにもない。何十年も、日本の衰退が言われる前から続いている、同質政党の「たらい回し」と、政権交代ごっこの「繰り返し」だ。
例えばyoutubeで若者に人気らしい国民民主党の本質は、ものすごく単純だ。実際、その存在意義については、党首自ら明言している。
国民民主には、大手電力会社の産業別労働組合(産別)「電力総連」や、原子炉製造部門を抱える電機メーカーの産別「電機連合」などの組織内議員が所属している。
玉木氏は、2020年に旧・国民民主の大部分と旧・立憲民主のメンバーで現・立憲民主を設立した際、現・国民民主に所属する玉木氏らが合流新党に参加しなかったことについて、「原子力産業で雇用を得て、所得を得て、家族を養っている方はいらっしゃる。彼らの受け皿となる政党を残しておかなくてはいけなかった」と説明。「あえて誤解を恐れずに言うと、われわれがいなければ、彼らは自民党しか支持する政党がなかった」と訴えた。
党利党略、労組、連合の利権、政治家の地位への固執と、権力の挿げ替え。所詮、これらが全てでしか無い。国民のための政治など、本当はどこにもない。
それが日本における、保守による政権交代とやらの、偽らざる本質である。