学閥政治と政党乗っ取り

早稲田出身の総理や首相は、東京大学についで当然多いが、マスコミ関係者も多く、WEBメディアや、雑誌で政治関係のコラムなどを書いていて、えらく特定政治家を支持するな、と思ってプロフィールを見れば、なんのことはない、同じ早稲田出身である場合が実に多い

おそらく、岸田から野田へという流れができれば、早生田OBには、笑いが止まらないだろう。

まぁ、別に早稲田に限ったことではないのだが、個人的にはこれからの政治家に一番必要なのは、理系の専門知識だと思っている。もっとも鳩山氏は特別なケースであり、彼がシンプルに理系出身らしい強みを出せなかったのも、2世議員の弊害も大きいと思うので、私が勝手に、これからの政治家の理想像を決めるなら、政治家として発信される、政策(目標)以外の属性としては、

1.ある程度知名度のある、大学、もしくは大学院で、修士以上の学歴を持ち、理系の専門知識も有している
2.特定宗教団体に関係していない
3.2世、3世の、国会議員ではない
4.語学力(英語は必須であろうが、中国語、ロシア語も、需要は当然高いが、中国語、ロシア語だけ習得していると、マイナスイメージが付きやすい)

国会議員にまず理系議員が増えればいい本当に思うが。

ちなみに、野田佳彦氏のwikipediaでの、来歴を見ればこれほど典型的な、保守政治家はいないと改めて確信した。その彼を党員と所属議員の半数以上が党首にした立憲民主党には、もはや革新だリベラルだなどは存在しない、わかりやすい右のど真ん中である。自民党と対立するものなど、本来の政策では実際何もないのだ。

読売新聞を学生時代に就職先として希望し、新自由クラブにボランティアから、松下政経塾という流れを見れば、学歴はあってもコネがない人間>>自民党では苦労するのがわかっている。保守青年がどうやって保守政治家として上り詰めるかという事であろう。

つまり野田佳彦氏の唯一の、自民との対立軸は、常に親ガチャ=2世議員たちがもっている、地盤や金の問題しかないのである。だから、彼が本当の中道、まして左側という庶民を理解することも、共感することも絶対にないと思う。

自らは上り詰めたのだから、学閥主義はもちろんのこと、企業側、経営者側、支配者層側の視点しか持ちえないだろう。

保守立憲議員のみなさま、保守立憲サポーターの皆様政党乗っ取りおめでとうございます。

自らは少なくとも自民党と同じ保守とは思わない2世議員、親ガチャ云々だけではない、政策そのもので反自民である、それが政治信念の立憲国会議員はいますぐにでも、立憲民主党を離脱し、新党でも立ち上げることを心から勧める。そのうえで選挙協力が必要なら、してやればよい。

もちろん、そんなことできる人はいないのもわかっている。政策は同じなのに、ともかく政権交代という権力のすげ替えに必死だし、あとはついてくだけだもんね。だから、日本は結局何も変わらないのだよ。

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