「本当の夢」を見つけて叶えるには?
この記事の元となる音源「Morning House」は、音声SNSアプリClubhouseで毎朝6:50から配信しています。一週間で一人の人生が「劇的」に変わる、新感覚のライフチェンジング番組です。
https://www.clubhouse.com/club/morning-house
Before-Afterのような「劇的な変化」を起こすプロデュースで一人の人の生き方を変える「Morning House」、8人目のライフチェンジャーは北條綾(ほうじょうあや)さん。彼女は現在、薬剤師として働くかたわら、ダイエットインストラクターとしても活動している。大学時代に行った海外ボランティアを機に人生が好転したことをきっかけに、今後、発展途上国での感染対策啓蒙活動を行った後に自身の経験を活かし講演活動を行いたいとのことで、ライフチェンジに名乗りを上げた。
海外ボランティアに行く!はずが・・・
ライフチェンジャーのあやさんは、もともとJICAのボランティアに参加して発展途上国の感染対策に関わろうと思っていたところ、コロナ渦で募集がストップ。その間日本で何か自分を高める事をやっておければと考えてはいるものの、具体的に何をすれば?というのがお悩み。
ぼんやりした夢を具現化していくことで、これから夢を叶えていく人と共に羽ばたいていきたい、という。
あやさんが海外ボランティアに思いを寄せるようになったきっかけは、大学生時代にインドのマザーテレサの施設で3週間ホームステイをしながらボランティアをした経験から。
薬学部に入ってすぐ、「自分のやりたいことではない」と、できないこと・ないことにばかりに目を向けて悲観的になり、自分に対して無価値観を感じていた当時。インドの実情を知ることで、実は自分はとても恵まれた立場にあって、健康で家があって何不自由なく生きていけるということが『あたりまえ』になり、感謝できていなかっただけだと気づいたそう。
インドは、行く前に周囲から心配されたような危険なことはなく、当時インドで一緒になった日本人女性の「日本の中にいて外のことを知らないことの方が怖い」というひと言に影響を受け、インドで見たことを伝えていくことに使命感も感じたという。
薬剤師になった理由
薬学部に在籍してすぐから「ここではない」と違和感を感じながら、薬剤師として10年。
そもそもなぜ薬剤師を志したのか?
話を進めていくうちに見えたのは、幼少期からの刷り込みや、育った環境。
ご両親から繰り返しかけられていた言葉や、長女として甘えてはいけないという想い。
これらによって、薬学部に進学することが一番良い選択肢である、という決断になったようだ。
そしてこのことにご自身で気づいたことは、彼女にとって大きな意味を持つことだったように見えた。
じゃあ、本当にやりたいことは何?
彼女のように長年周囲に気を使ったり、空気を読んで我慢し続けてしまったりしていると、自分が本当にやりたいこと、好きなことがわからなくなってしまうことが多い。彼女もその典型だった。
誰かに何かを頼まれること、頼られることに喜びを感じるのは「貢献したい」という人間の根源的な欲求から誰しも少なからずあるが、これが極端になってしまうと、誰かに頼まれたことなら何でも好きなことに思えてしまう。
これを打開するために提案されたのは、まずは「自分で自分を満たすこと」。
いつかのMorning Houseであるヨガインストラクターさんがシェアしてくれた「お風呂に入るときに、自分の体を『かわいい、かわいい』と言いながら撫でてあげること」が即効性のある方法としてシェアされた。
個人的には働く細胞・働く細胞BLACKを見るのもオススメ。
わたしを生かすために全ての臓器、そして細胞達が休みなく働き続けてくれている。これを知るだけで、自分はかけがえのない、価値がある存在であると思える。(細胞さん、いつもありがとう)
好きなことの見つけ方・それを仕事にする方法
100%「好き!」を仕事にする人生著者で、セラシオ社日本法人の最高協業責任者である小澤良介さんに話を聞くことができた。
まず、ビジネスの大前提として、仕事は大きく以下の二つに分られる。
❶人の困ったを解決していくビジネス
❷贅沢を埋め合わせていくビジネス
前者がビジネスの本質であり、末長く繁栄していくものだという。
ライフチェンジャーのあやさんがやりたいという『ボランティア』は、人の困ったを解決することであるが、お金を稼ぐ・仕事にするという意味では異質で、感謝されるが、自分の生活を向上させていくのは難しいと指摘する。
小澤氏の考えでは、ボランティアをするならまず自分が別の仕事で稼ぐ。そして、その資源を生かして資金や時間を回していく方がより多くの人を助けることができるという。
「リスト化してますか?」
本題の、好きなことの見つけ方で、小澤氏が最初に口にしたことだ。
小澤氏によれば、好きなことを見つける最初のステップは、自分が好き!と思うことを、思いつく限り全部書き出すこと。100個を目標に。
本当に好きなことは、日常生活の不満(イライラすること)の中にこそ隠れていると小澤氏は言う。
例えば、洋服が好きな人は、ボタンの位置が1cm右だとか左だとか、細かいことにイライラする。こだわりがあるから。小澤氏自身も、ネット上に素敵な家具を取り扱う店がない、というのが最初の起業である家具のネット通販「リグナ」を始めたきっかけだという。
好きの種・イライラの種を集めてリスト化・可視化したら、そこからどう考えても無理なものを省き、ビジネスとして成り立ちにくいものを省き、という具合に消去法で選別していく。
ある程度絞り込めたら、次は情報を集めていく。
さいわい今はインターネットでいくらでも情報が手に入る時代。
もし成功した人、失敗した人に直接話を聞くことができるならラッキー!特に成功談はその人だからでしょ、となりかねないが失敗談は誰にでもハマるので、失敗した体験談はとくに貴重だ。
「まず自分を知ること」の大切さ
就職活動をしている学生を見ていると、会社の理念や福利厚生ばかりを調べていて、自分を調べることをしていない。
自分が何が好きで、何にイライラするのか?その自己分析ができない限り、自分がハッピーになることはない、と小澤氏は断言する。
ライフチェンジャーのあやさんも、いま改めて自分を知るべき岐路に来ているようだ。
「自分を応援することが大事」。
もし、いま人の悪いことばかりに目がいくのだとしたら、自分の悪いことばかりみているということ。人の良いところを探すと、自分の良いところも認められるようになるよ、というアドバイスも心に沁みた。
1週間のライフチェンジを振り返って
今回のライフチェンジは、「自分がしたいこと」「本当の自分の気持ち」に向き合い続けて終わった。
これまでのライフチェンジャーのように、何かプロジェクトが動き出したわけでもなく、表面上で見ると「劇的に」ライフチェンジをしたかどうかを視認することはできない。
しかし、彼女は明らかに変わった。
それはあからさまに声色に表れ、初日と週後半では別人と思うほど、日に日に声に乗るエネルギーが増していくのを感じた方が多かったのではないか。
そして、彼女は変化を自身でも自覚していた。
今回彼女がそこまで変われた理由は間違いなく彼女の「素直さ」にあった。
初日、まだ自分は発信出来る資格がないように感じていたという彼女は、すでにこれまでの経験で十分誰かの役に立つというアドバイスを受け、さっそくTwitterで発信を始めたし、自分らしさを見つけるのに片づけが効果的と言われたら、すぐに片づけを始めた。
発信する自分に知らぬ間にストップをかけていた要因が幼少時代にあったと気づいた日には、重い腰を上げてご実家に連絡して話をしていた。
彼女のツイートにもあるように、自分ごとと思って聞いて行動することで誰でも変われるし、逆にどんな貴重なアドバイスも、受け取って行動しなければ何も変わらないのだ。
[Morning House公式サイト]
価値観や育ってきた環境や現状、なにかと自分自身とリンクする彼女の1週間のライフチェンジは私にとっても刺激的で、こうして記事を書かせていただけたことにも感謝いたします!
最後までお付き合いいただきありがとうございました^^
またMorning Houseでお会いしましょう♬